スコットランドの最高峰のシングルモルトとして名高い〈ザ・マッカラン〉が、香港に旗艦店「ザ・マッカラン・ハウス」をオープンした。

6月3日に開催されたオープニングパーティでは、韓国の俳優イ・ジェウク氏、リョウン氏、そして香港の俳優ルイーズ・ウォン氏とともに、日本からは浅野忠信さんと森星さんが参加。アジアを代表する国際都市である香港らしい顔ぶれが集まり、世界初となる旗艦店を祝福。

華やかな会場でゲストたちは、定番のダブルカスク12年のストレートやカクテルなどを片手に店内を回り、今年200周年を迎える〈ザ・マッカラン〉がその長い歴史の中で発表してきた貴重なレアコレクションやライフスタイルアイテムを手に取りつつ、ウイスキーづくりに求められる高度な熟練した技術とその妥協のないクラフトマンシップについて学んでいた。

ものづくりに携わることが増えてきているという森星さんは、「特にシングルモルト(単一蒸溜所の原酒でつくられたウイスキー)ということで、生産者の顔が見えるようなそのものづくりにはとても感銘を受けました。規模が大きくなってくると生産における透明性が低くなってきてしまいがちですが、〈ザ・マッカラン〉は、生産から流通までの全工程において目が行き届いていると感じました。しかも200年という長い時間ずっとそれを徹底するというのはとても難しいこと。その姿勢にとてもリスペクトを感じました」と語った。

5月11日よりオープンしたこの「ザ・マッカラン・ハウス」は、天然ハーブの香りや、オーク樽の熟成プロセスによってもたらされる自然な色彩、そして常設のインスタレーションを通じて五感を刺激し、まるでスコットランドのスペイサイドにいるかのような没入型の体験ができる新感覚の店舗。バーとダイニングエリアでは、ドラム単位での試飲も可能なので、香港に行く際にはぜひ訪れてみたい新店舗の一つだ。