写真家・高木康行が長年取り組んでいる都市景観を撮影した作品「GRIDSCAPE」。これまで展示をするたびに国内外で大きな反響を呼んできた本シリーズが、一冊の作品集として発売される。

格子状(grid)に整った都市の景観美を意味する「GRIDSCAPE」は、都市の肖像写真として高木が撮影してきた作品の集大成。高木の眼に写る景色が「GRIDSCAPE」として、その緻密さを我々の前にも露わにしている。作品の持つ緊張感とリズムは、高木が切り取るからこそ見えてきた都市の表情と言えるだろう。

11月2日(木)からは、作品集『GRIDSCAPE』の発売を記念して、東京・神楽坂のギャラリー、〈写場(SHABA)〉にて写真展も開催される。写真展では、本作品集の世界観を体感できる写真作品の展示販売も行われるようだ。