オーディオ機器メーカー〈Shure(シュア)〉が発表したのは、ラッパーのTaiTanがディレクションを務めたスニーカー「IGNITE the Podcasters」。人気ポッドキャスト番組のパーソナリティーであり、ブルータス本誌では「屋台設計」を連載する彼がプロジェクトに込めた思いはなにか。このスニーカー、どうやら只者ではなさそうなのだ。
コンセプトは「ポッドキャスターを目指す人専用のスニーカー」。どういうロジックか。TaiTanは「面白いポッドキャストにはパーソナリティが足で体験したエピソードが詰まっているもの。話者が歩けば歩くほど番組が面白くなるはず」と語る。このスニーカーには外に出て歩きたくなる工夫が施されているのだ。
歩けば歩くほどスニーカーのソールが剥がれ、そこに隠された秘密のシリアルナンバーをゲットすると、〈Shure〉の高性能マイクが手に入るという仕組み。コンセプト通り、歩けば歩くほどポッドキャスターに近づく仕掛けになっている。YOASOBIの衣装にも作品を提供した経験のあるシューズアーティストの戸田健太がデザイン・設計・制作を手掛けた。
2月11日まで特設フォームで応募を受け付けており、5名限定で「IGNITE the Podcasters」がプレゼントされる。同アイテムを履いて歩くことで剥がれたソールに隠されたシリアルナンバーは〈Shure〉製の「MV7i スマートマイクロホン&インターフェース」と交換できる。