フレンチビストロ〈Bistro Rojiura〉や、行列の絶えない人気店〈PATH〉を手がける原太一さんが、2019年白金台にオープンした多国籍料理レストラン〈LIKE〉。その5周年を記念したレシピ&エッセイ集が9月初旬に刊行される。
「これうまいなぁ」「あの屋台で食べた焼きそばが忘れられない」といった実体験に基づくひらめきを大切にしながらメニューや店作りをする〈LIKE〉。一般的なレストランでは置かないようなカスタムスピーカーを設置してライブパフォーマンスを定期開催するなど、料理(味覚)だけでなく、それ以外(something)の付加価値も魅力のお店だ。
今回刊行される書籍は、「美味しい+(something)=うまい」をコンセプトに、お店の定番メニュー34品のレシピを掲載。また平野紗季子やミヤギ フトシ、菊地成孔、コムアイなど各界きっての表現者20名による、「うまっ!」を探究したエッセイも集録。読んで、見て、作って、食べて、大満足の一冊が完成した。
多彩なエッセイが集まったことで、「飲食店の面白いところは、さまざまな人が訪れる場所であるところです。特にLIKEは老若男女さまざまなお客さんが来てくださるので、この本の中でそれが表現できたことはとても嬉しく思います」と原さん。
キッチンの近くに置いて、ちょっとした料理の合間に少しずつ読み進めるような、そんな生活の一部として、身近に置いておきたい存在になること間違いなしだ。