うつわ好き、写真好き集まれ!〈IEGNIM〉の開店を記念してワークショプ開催
7月に代々木上原にオープンした〈IEGNIM(イグニン)〉は、うつわ好きの編集者による民藝・工芸品のセレクトショップ。全国の窯元へ足を運び、どんな場所で、どんな想いで作られているのかを直接見ているからこそ、一つひとつに込められた作り手の想いや物語も感じられるお店だ。
取材を通して職人や作家とつくる「別注」のオリジナルアイテムを特色とし、ここでしか手に入らないアイテムを含め幅広くラインナップする。これまでの民藝の歴史をリスペクトしながらも、新しい価値観やスタイルを現代の生活様式に合わせて提案する、生活の時間を豊かに彩るうつわとの出会いが〈IEGNIM〉で待っている。
今回〈IEGNIM〉の開店記念を盛り上げるのは、ブルータスでも度々撮影をし、今年8月の3つの写真集&写真展の同時リリースが記憶に新しい写真家の阿部裕介さん。2025年3月に〈IEGNIM〉が監修した写真集『SHUSSAI』が刊行予定となっている。
出西窯は“出西ブルー”と呼ばれる深みのある青で知られ、民藝を語る上で欠かせない窯元。そんな出西窯を舞台に阿部さんがその場のインスピレーションで出西窯周辺の景色を切りとり、翌日に編集したライブ感のある作りだ。「感覚のままに『写真を撮る』『写真を編む』」視点や息づかいが感じられる一冊となっている。
さらに、阿部さんを講師に迎えた「写真の撮り方」「写真の編み方」を学べるワークショップが、9月28日と29日に早稲田で開催される。両日とも2部構成で、午前の部「撮る編」は阿部さんと撮影したりディスカッションしたりして『写真を撮る時の視点』や『街の見方』が学べる内容。午後の部「編む編」は、実際に参加者の写真をレイアウトして一歩踏み込んだ写真の楽しさを知ることができる内容となっている。ワークショップ参加者には、参加者の写真を1枚、銀塩プリントにするという特典も。