写真家・遠藤励の作品展『MIAGGOORTOQ』(ミアゴート)が10月27日(金)から11月5日(日)まで、恵比寿〈AL〉にて開催される。
遠藤は、自ら北極圏への遠征、現地での美しい雪や氷の世界の撮影を行い、気候変動が及ぼす生態環境への影響や原始的民俗の変遷を記録、その作品化を続けている。今回の展示では、2018年の遠征開始時から撮り続けてきた北極先住民の記録のなかから「狩猟民族のいま」をテーマに、力強い狩猟生活や命の根源について考える作品を展示。
展示タイトルの『MIAGGOORTOQ』とは現地の言葉で犬の遠吠えを意味し、被写体である現地住民との生活経験を通して、その深層心理に触れ、原始的な「生物本能」と生活の環境から形成される「概念」との考察を展示。民具やフィールドレコーディングを使ったインスタレーションも行う予定だ。