『BRUTUS』をはじめ、雑誌や広告写真で活躍を続けるフォトグラファー・松原博子による個展『A POINT OF VIEW 飾るということ。』が2025年12月5日(金)から開催される。

会場となるのは東京・外苑前「R.ALAGAN boutique & gallery」だ。ジュエリーブランド〈ララガン〉は今年4月、外苑前にブランド初となるブティック&ギャラリーをオープン。今回の個展が記念すべき第一弾の展示となる。

本展では〈ララガン〉とのコラボレーションで生まれた真鍮の小さな額縁や、松原が制作した木やアルミなどで作られた小さな額装。そして、さまざまな場所で撮影された風景のプリント作品が展示、販売される。額装写真は全て一点ものだ。

“A POINT OF VIEW”というタイトルが示すように、表現されるのは「視点」。小さく焼き付けた写真は、ときに無防備にプリントそのままで、あるいは白い台紙にレイアウトされ、一部は小さく個性的な額縁の奥に収まり、並ぶ。

本展覧会の説明には、作品について述べた次のような一文がある。「用意された小窓の奥には、指先で拡大もできず、流れてゆかず、そこにとどまり待っている風景」。額縁によって装飾された小さな「視点」に対して、何を感じるのか。日々ディスプレイを通して膨大なイメージを“見せられている”私たちだからこそ、立ち止まって他者の、そして自分の「視点」について思いを巡らせる時間を楽しみたい。

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