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ガラス作家・ピーター・アイビーが選ぶ一本。私の好きなナチュラルワイン

ここ10年で、ワインは難しいものから、一気に私たちに身近なお酒になりました。ナチュラルワインをカジュアルに楽しむワイン好きに聞いた、お気に入りの一本とは?

illustration: Hitoshi Kuroki / text: Maki Kakimoto

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南アフリカの赤ワインを
飲み比べするのが好き。

ピーター・アイビー(ガラス作家)イラスト

「ピュアできれいな味!」と感じられるワインが好き。最近、私の住んでいる富山にもそういうワインを扱う店が増え、自然とよく飲むようになりました。気に入った一本を飲み続けるより、あれこれ飲み比べるのが好みで、こっちの方がピュアな味とか、この赤ワインにはスパイス料理が合うとか、家族や友人と話をするのが楽しい。

特に、一つの国や土地を決めて飲み比べると、より深く味わえる気がします。最近のヒットは、予約制の南アフリカワイン専門店〈ハミングバード〉で、南アフリカ出身の店主に薦められた〈スピオンコップ〉の赤ワインかな。

果実の甘さを味わっていると、途中でコショウみたいにピリピリする辛さが現れてくる。味や香りが複雑で、口の中でどんどん変化するのがいいんです。家で飲む時は自分で作ったワイングラス。ソムリエと一緒に考えたもので、これで飲むとやっぱりおいしいんです。

スピオンコップ ピノタージュ
スピオンコップ ピノタージュ/ベルギー出身の醸造家クン・ルースが南アフリカのエルギンで始めたカルト的人気のワイナリー。「エルギンの凉しい気候では考えられなかったピノタージュの植樹にも挑戦したとか。ラベルにある風土の話を読むと南アフリカに行きたくなります」

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