気にせず飲んでいたものが
まさかのナチュラルだった。
ニュースクール大学を卒業後から現在まで、ずっとNYの同じ家に住んでいるんですが、12年前、うちの玄関から通りを挟んだ正面に、ワインショップができたんです。そこでは知り合いのピアニストがアルバイトをしてたのもあり、4割引きで商品が買えた。そんなわけで通い倒し、それまで焼酎やビールだったのがワイン好きに。
最近、ナチュラルワインが流行っていると聞き、試しに飲んでみたけど、なんだかだしの味のみのお吸い物のようで、最初は自分には物足りなく感じたんです。合わないものだと思い込んでいたところ、気に入って飲んでいる赤ワインのラベルをよく見たら、なんとそれがナチュラルだった。
赤ワイン特有の主張が少なく、肉だけじゃなく、魚料理に合うから、おかしいと思ったんだよな(笑)。しっかりした味わいながら喉越しが良く、ゴクゴク飲めるところが気に入っています。