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実は名所の宝庫。180分余った時の、“でら”楽しい昼間の名古屋の過ごし方

名古屋で180分余ったら。隅々まで満喫したい人のために、予想以上に奥深い王道の観光名所からディープな名所まで魅力あるスポットを紹介。名古屋エリアの魅力を堪能できる体験プログラムツアーを企画する大ナゴヤツアーズの加藤さんが、でら楽しい!と驚いてもらえる時間の過ごし方を提案します。

初出:BRUTUS No.895『名古屋の正解』(2019年6月15日号)

photo: Masahiro Ota, Kazuhiro Tsushima / edit&text: Mikiyasu Kato

東海地区唯一の寄席でお気に入りの噺家に出会う

大須

名古屋〈大須演芸場〉

江戸時代より「芸どころ名古屋」と呼ばれた中心地の大須界隈で約50年、昔ながらの寄席で多くの人を楽しませてきた〈大須演芸場〉。200名弱の小さな箱で芸人と距離が近く臨場感たっぷり!土地柄、上方落語と江戸落語の両方を楽しめるのも名古屋の良いところ。当日券も買えるので、大須商店街に遊びに来たついでに、フラッと行き、フラッと帰るってのが粋な遊び方だ。1つの噺は20分ほどなので、気軽に立ち寄り好きな噺家を見つけてみてほしい。

支配人の深い映画愛を感じる、名古屋駅西のミニシアターへ

名駅

名古屋〈シネマスコーレ〉外観

故・若松孝二監督が作ったミニシアター〈シネマスコーレ〉。日本のインディーズとアジア映画に特化した小さな映画館には「燃えよ!インディーズ」と熱い看板が掲げられている。支配人の木全純治さんは「映画のためであれば何でもありですよ」と映像に合わせて席を揺らす人力4Dや、舞台挨拶でポールダンスを行ったこともあるという。映画の製作者と観客が密接に関係できる場を作りたいという支配人の映画愛に触れ、好きな映画に心躍らせたい。