Visit 2023.12.5 Visit 訪れる 2023.12.5 海、山、川の恵みを味わい尽くす!長門湯本温泉で訪れたいスポット11選 フグや瓦そばなど山口のご当地グルメから、醸造所を備えたタップルームでいただく出来たてのクラフトビールまで。生まれ変わった長門湯本温泉の今を楽しむ11のスポットをまとめてご紹介! 本記事も掲載されている、BRUTUS「おいしい、温泉。」は、好評発売中です。 photo: Masayuki Nakaya / text&edit: Asuka Ochi / map: Shinji Abe 長門湯本温泉をホッピング 温泉〈恩湯〉 瓦そば・スイーツ〈瓦そば柳屋〉 カフェ〈cafe and shop Tre〉 焼き鳥〈焼鳥 さくら食堂〉 焼き鳥〈焼とり こうもり〉 ブルーパブ〈365+1 BEER〉 バー〈カクテル・バー シャトー〉 宿〈大谷山荘/別邸音信〉 酒〈日本料理 雲遊〉 宿・アクティビティ〈界 長門〉 神社仏閣〈住吉神社〉 温泉〈恩湯〉 橋を渡った先に白い暖簾が掛かる平屋造りの〈恩湯〉。放流式の源泉掛け流し。休憩スペースでは、名産の小野茶を使ったソフトクリームも。岩上に祀られた住吉大明神を眺める街の湯〈恩湯〉。瓦そば・スイーツ〈瓦そば柳屋〉 山口の郷土料理、瓦そばの専門店。熱々の瓦には、細めの茶そばと県内産を用いた錦糸卵に牛肉のしぐれ煮。途中でレモンともみじおろしを麺つゆに入れて味変し、最後はパリパリになった麺を味わう。「かわらそば」1人前1,342円(写真は2人前)。建物は70年以上前に移築、元は旅館の社員寮。注文を受けてから焼き上げるみたらし団子。1本172円。モチモチでほんのり甘い。きなこやアイスクリームのトッピングも。 カフェ〈cafe and shop Tre〉 大きな窓から音信川を見下ろしてゆっくりと過ごせるカフェ。セレクトショップも併設、つながりのある作り手による衣食住のアイテムも紹介。南インド・ケララ州由来のスパイスカレーのランチも。「チーズケーキ」770円と「季節のシロップのソーダ」715円。 焼き鳥〈焼鳥 さくら食堂〉 長門の長州どりの焼き鳥を世に広めた〈焼とりや ちくぜん総本店〉の娘さんによる姉妹店。毎朝串打ちし、じっくりと炭火で焼き上げる鶏は、新鮮で臭みがなく軟らかい。ランチは定食で提供。焼き鳥に地産の刺し身や小鉢が付く昼の定食「さくらごはん」1,300円。店主の青村桜子さん。焼き鳥は1串からテイクアウトもできる。 焼き鳥〈焼とり こうもり〉 年季の入った暖簾がファンの多さを物語る、長門市駅前の〈焼とり こうもり〉。長門市で最も古い創業75年の名店。焼き鳥は一切ストックせず、その日の朝に仕入れた名産の長州どりをオープン3時間前から一斉に串に刺す、獲れたて、刺したて、焼きたて。臭みが一切なく、ぷりぷりでジューシー。14席のカウンターのみの店だからできる、新鮮さがものを言う味だ。店主の大深勝和さん・恵子さん夫妻の楽しい人柄もあって、地元客から観光客までが一緒に交じって、時間を忘れ、ついつい飲みすぎる。この日は海外から長門を訪れた観光客で大盛り上がり。焼き鳥以外にもキモ刺し、砂刺しなど、酒のつまみも豊富。上の写真の焼き鳥は左から、皮160円、かしわ、玉子各150円。おいしいのに加えて、安さも嬉しい。皮は手羽先の先端の部分を使用しているため分厚く残った身が特徴的。 ブルーパブ〈365+1 BEER〉 サンクロールビール/店名は“地元に住む人の毎日と、訪れる人の特別な一日に寄り添う”ことから。築約60年の薬局を工場風に改装、地産のベリーなども取り入れたクラフトビールを提供する。ビールは常時5~6タップ。「山川ヘイジー」850円。 バー〈カクテル・バー シャトー〉 長門市駅の繁華街でカラオケスナックからスタートして42年。このエリアで静かに飲める最初のバーとなった〈カクテル・バー シャトー〉。メニューはシグネチャーのカクテルを中心に、日本酒からシャンパンまで一通りを揃える。夏はイチゴ、冬は巨峰と、季節のフルーツをふんだんに使ったフローズンダイキリや、ジンベースのパラダイスも人気。カクテルは900円均一とお手頃。マスターとママによる夫婦の楽しい会話をつまみに、とっておきの夜を。 宿〈大谷山荘/別邸音信〉 〈音信〉の客室。メゾネットの2階には、シアタールームも。〈音信〉のバー。長門のオーガニックジン「青舞」をロックで。利用は宿泊者のみ。 音信川のせせらぎと裏山の自然をすぐそばに感じる〈大谷山荘〉。隣には別館として〈別邸音信〉があり、旅の目的に合わせた滞在ができる。本館には、和洋様々なタイプの部屋を備えるが、今夏にリニューアルしたスイートは特別。〈大谷山荘〉の大谷山荘スイート。120㎡の客室は4ベッド、ロウリュできる本格的なサウナ、水風呂も。広いテラスに面した露天風呂に加えてプライベートサウナもあり、緑を眺めながらの極上の時間が待っている。また、大浴場や豊富な食事処はパブリックに開かれており、日帰りや夕食で訪れることも可能だ。一方で、利用を大人だけに限定した別邸は、宿泊者のみの完全プライベートな空間。昔ながらの旅館のようにロビーで靴を脱ぎ、館内は素足で。全室露天風呂付きの部屋で静寂を浴びながら過ごせる、上質なくつろぎの場となっている。中庭を望む〈音信〉のロビーは、一年を通して季節を感じられるよう、窓は開けたまま。奥に茶室も。 酒〈日本料理 雲遊〉 土地の魅力を伝える会席料理を供する〈別邸音信〉内の〈日本料理 雲遊〉。ここでは地元の萩焼深川窯の陶芸家による器で日本酒を楽しむことができる。写真の器は、約360年の歴史ある窯元を担う坂倉正紘さんの作品。日本酒は、山口県限定の酒米「西都の雫」を使用した〈大谷山荘〉限定の地酒「純米吟醸 音信」。香り豊かで爽やかな旨味。〈大谷山荘〉の2階の売店でも購入できる。720㎖6,000円。宿・アクティビティ〈界 長門〉 全国22施設を展開する星野リゾートの温泉旅館ブランド〈界〉が、2020年に開業。江戸時代、歴代藩主が湯治に長門を訪れた歴史から、コンセプトは「藩主の御茶屋屋敷」。館内各所に長門の歴史文化がちりばめられ、滞在するだけで土地に触れられる。4室限定の特別室。上段の間をイメージした寝室。壁にはカラフルな徳地和紙が掛かる。コンセプトの御茶屋屋敷を象徴するロビー。ゆずきちや夏ミカンのジャムを使った〈あけぼのカフェ〉のどらやき。宿泊者以外で利用できる施設は〈界〉ブランドで初めて。フグをたっぷり味わえる特別会席『てっさと源平鍋で味わうふく会席』。ミカンを鍋に入れるのが山口流。ライトアップされた温泉街をそぞろ歩くツアー『音信あかりみちさんぽ』。宿泊客に提供する『早朝参拝そぞろ歩き』。住吉神社をはじめ、開湯伝説に縁のあるコースを辿り、長門の歴史を紐解く。〈界 長門〉の前に並ぶ川床テラスでは、お茶会や夜桜鑑賞など、季節ごとに様々な企画も。 特別室の露天風呂。庭には夏ミカンと紅葉の木が。開放感のある露天風呂。山口の伝統工芸「赤間硯」に触れる『おとなの墨あそび』。 神社仏閣〈住吉神社〉 温泉街を一望できる〈恩湯〉裏の高台にある住吉神社。約600年前の開湯の起源となった住吉大明神が祀られる。写真の住吉神社と、興阿寺の2社が一つ所にあり、〈恩湯〉に祀られているものと似た神像も並ぶ。〈恩湯〉では、泉源所有の大寧寺(長門湯本)と長門国一宮 住吉神社(下関)で完成させる、特別な御朱印を授かることができる。 温泉街〈俵山温泉〉 古くから湯治場として知られ、昔懐かしい風景が残る俵山温泉。山間の静かな温泉地には、長門とはまた違う風情がある。薬師如来の化身である白い猿が温泉を発見して広めたとされていることから、温泉街のところどころに猿の絵が。〈白猿の湯〉〈町の湯〉の2種類の共同浴場があり、泉質の良さから「国民保養温泉地」にも選ばれている。温泉はどちらもアルカリ性単純温泉で、美肌の湯としても知られている。長門湯本から南西へ車で15分ほど。焼き菓子・コーヒー〈ユーカリとタイヨウ・COFFEE&ROASTER YAMA〉 長門の隣の俵山温泉にある、向かって右が焼き菓子の〈ユーカリとタイヨウ〉。左がコーヒースタンド〈COFFEE&ROASTER YAMA〉。隣同士の店を夫妻それぞれで切り盛りする。オーガニックな素材で作るクッキーやスコーンは、周囲の山の恵みを感じる丁寧な味わい。自家焙煎の深煎りコーヒーはコク深いおいしさ。 住吉神社の高台から〈恩湯〉の横の広場と川を見下ろす。広場はもともと再開発前に駐車場として使われていた場所。ここから駐車場を高台に移すことで、街歩きの楽しみを作り出すことに成功した。広場は、季節の街のイベントなどにも使用される。 関連記事 街の人々の思いが結集。生き生きと再生した山口・長門湯本温泉へ visit 訪れる 特集「おいしい、温泉。」をチェック! 関連記事 前の記事へ 街の人々の思いが結集。生き生きと再生した山口・長門湯本温泉へ Visit 2023.12.5 #山口 #温泉 Videos 動画 【2/15発売】センスがいい仕事って? Videos 動画 【2/15発売】センスがいい仕事って?