石碑・アニメ聖地巡礼発祥の地(飯島町/上伊那)
新海誠監督作品『星を追う子ども』や細田守監督『サマーウォーズ』など、漫画やアニメ作品のモデルとなった場所が多い長野県。実在地を巡る聖地巡礼の“発祥”も県内にあるという噂。
舞台となったのは1985~87年に漫画として連載され、91年にアニメ化された、ゆうきまさみ作の学園コメディ『究極超人あ~る』だ。クライマックスで上伊那のJR飯田線田切駅から伊那市駅までの約17㎞を自転車で1時間で疾走する様子が描かれていることから、92年に伊那市役所の自転車部員が実現可能か挑戦。
その後、アニメファンが田切駅を訪れ、アニメ&鉄道好きのグループ〈田切ネットワーク〉が誕生した。駅ノートを設置し、年2回自主的に清掃活動をするように。2012年には伊那市駅開業100周年企画として、伊那市役所自転車部が〈田切ネットワーク〉の支援を受け、自転車イベントを復活。予想以上の大盛況となり、恒例行事として定着した。