平野史也のマイ・ルール
パンツは色々だけど、足元は絶対にローファー
夏はTシャツ一枚の日もありますが、一年を通してほぼジャケットで過ごします。中でも、最も袖を通すのがネイビーブレザーです。汎用性があり、私にとっては“遊びのジャケット”という位置づけなので、裏地は派手な赤い鳥の柄。着こなしの受け皿が広く、パンツはグレースラックスからデニムまで、その日の予定や会う人によって変えています。
ただ一つ、足元だけは絶対にローファー。サヴィル・ロウの流れを汲んだ教科書通りのスタイリングが染みついてしまっていて。ただコスプレっぽく見えやすい組み合わせでもあるので、ブレザーの金ボタンはマットな質感のものにしたり、ニットで抜け感を出したり、ちょっとしたところまで気を配っています。
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渋すぎず、ポップすぎない、狙うのはその中間
アメトラとアメカジの中間のような格好が好きで、ネイビーブレザーには、〈ラルフ ローレン〉のチノパンツと決めています。これだけだと、まだアメトラよりなので、レイカーズカラーのベルトやカラーソックスを合わせて遊び心を。おじさんになると、人も渋いうえに着こなしまで渋いというのは、ちょっとね。だから色合いは結構派手にしちゃいます。
一字一句まで正確ではないんですが、「ネイビーは、黒よりも人との距離を近づける」というジョルジオ・アルマーニさんの言葉があって、すごく良いこと言うなと感動して。それ以来、誰でも懐に入ってこられるような軽快さを僕も着こなしで出せたら、と意識するようになりました。