
木原大輔のマイ・ルール
どんな時もエレガントさは損ないたくない
大切にしているけど、気は使いすぎない。ネイビーブレザーとは、そんなふうに付き合っています。デニムほどではありませんが、ガシガシ着ています。高校時代の制服がブレザーだったこともあってか、首元を華やかにして、当時とは違うエレガントな装いに仕上げるのが自分の鉄則。
エレガントといっても艶っぽくしたいわけではなく、どちらかというとインテリジェンスを感じさせる雰囲気にしたいという方が近いかも。だから過剰にならないようにアスコットタイやスカーフは首に巻いて襟から少し覗かせる。そんな塩梅。無地でミニマルな装いが多かったけど、ちょっと柄を差すくらいのメリハリが今の気分で、ブラックウォッチのパンツを合わせました。

ドット、ペイズリー、小紋など、柄や色はさまざま。小ぶりのスカーフもアスコットタイもタイドアップするように飾るというよりは、あくまでも首元にしまい襟元から少し覗かせるのが木原さんの定番。
Recommended

さまざまなブレザーに袖を通してきた木原さんが次に狙うのが、こちら。着用したネイビーブレザー同様、最近はダブルブレスト仕様が気になるそう。53,900円(ユナイテッドアローズ/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店TEL:03-5772-5501)
YUTHANANのマイ・ルール
ワーク、スポーツ、民族柄などすべてミックスしても調和が取れる
世界のさまざまなカルチャーやスタイルをブレンドして、自分らしく着こなす。それが私のスタイルです。雑食的にブレンドしているように見えるかもしれませんが、きちんとルールがあります。それは、着こなしのどこかに伝統的なアイテムを取り入れること。それを象徴するのがネイビーブレザーなんです。
派手なファーベストやカラーシャツ、ポップなスニーカーといった個性豊かなアイテムを組み合わせても、最終的にネイビーブレザーを羽織れば、うまく調和が取れる。ただ、シックになりすぎるのは不本意なので、個性を出すための最後のスパイスに色とりどりのキャップを取り入れます。ネイビーブレザーを着る時は、これがないとどこか物足りない。

イタリアの〈ロベルト・コリーナ〉のボーダーニット帽や、パリのテキスタイルアーティストによるハンドメイド、ネパール伝統のダカ・トピ、イスラム教徒が被るクフィと色とりどりのキャップを揃える。
Recommended

滑らかで柔らかいトロピカルウールのブレザーをベースに、ラグランスリーブを組み合わせた斬新な仕様。ビッグシルエットも相まって、ゆったりと着られる。オンラインとポップアップストア限定で販売。41,800円(シアージ www.sillage.online)