Wear

Wear

着る

私の腕時計。写真家・上田優紀と「〈ジン〉U2.W(EZM5)」

メンズもレディースも超えて好みの一本を着ける人もいれば、一方で、道具として使い倒す人も。今、時計はより自由に楽しまれているといっていいかもしれません。写真家、冒険家・上田優紀さんが語る愛のある一本の話。

photo: Kazuharu Igarashi / text: BRUTUS

連載一覧へ

南極から砂漠、水中まで、あらゆる極地に耐えるギア

極地に行くと時間しか頼れるものがないんです。例えば1時間で行ける行程が2時間かかっているってことは体力不足か、遭難しているのか、何か問題が起きているわけです。アラスカなんかは白夜もあるので、時間で判断しなきゃいけない。だからシンプルに時間がわかるというのが大切。

そのうえで、エヴェレストの頂上でも、水中でクジラを追いかけていても、砂漠でも、南極でも、あらゆる過酷な環境でも壊れないというのが時計で一番重要視しているところです。

そういう意味で、〈ジン〉のダイバーズは、時間と日付のみのシンプルな機能、しかし極寒にも灼熱にも、水中でも耐えられる。いろいろ試してきましたが、世界のあらゆる場所についてこられる大切なギアです。

ジン U2.W(EZM5)
〈ジン〉U2.W(EZM5)
パイロット用の時計製造から始まったドイツの〈ジン〉の機械式ダイバーズウォッチ。-45℃から80℃、水深2,000mまで耐えられる。「風防が頑丈で、岩にぶつけても傷がほとんどつかないんです。自動巻きで、止まる心配もありません」

連載一覧へ