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私の腕時計。フローリスト・越智康貴と「〈グランドセイコー〉エレガンスコレクションSBGM221」

メンズもレディースも超えて好みの一本を着ける人もいれば、一方で、道具として使い倒す人も。今、時計はより自由に楽しまれているといっていいかもしれません。フローリスト・越智康貴さんが語る愛のある一本の話。

photo: Shu Yamamoto / text: Nico Araki

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自分を形成する目の前に現れた一本

日頃から占星術を見ているのですが、星は“時間”と密接な関係にあるんです。だから自分の創作活動においても“時間”の存在は気にしていて、過去と現代を往来しながらアウトプットしていく感覚があります。当然、時計を身に着けるのも習慣でした。

ずっとデジタルウォッチを愛用してきたけれど、2023年新しい巡り合わせがありました。原宿の〈スタンドバイ〉で開催されたイベント『グランドセイコー 果実と花の和菓子屋 とき』で花畑のインスタレーションを担当したのですが、そこで出会ったのがSBGM221。

そんなふうに、いつも必要なものは自然と集まってくるんです。土を扱う時以外は常に身に着けています。秒針が動いているのを肌で感じるのはとても大切ですね。

グランドセイコー エレガンスコレクションSBGM221
〈グランドセイコー〉エレガンスコレクションSBGM221
デザイナー小杉修弘が生み出したクラシカルな佇まい。さりげないブルーの24時針が差し色になっている。「基本、アクセサリーはシルバー派。クリームカラーの文字盤や小ぶりのサイズで、柔らかい雰囲気が気に入っています」

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