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私の腕時計。ラッパー・Kaleidoと「〈カシオ〉カシオ スタンダード A168」

メンズもレディースも超えて好みの一本を着ける人もいれば、一方で、道具として使い倒す人も。今、時計はより自由に楽しまれているといっていいかもしれません。ラッパー・Kaleidoさんが語る愛のある一本の話。

photo: Takahiro Idenoshita / text: Kanta Hisajima

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憧れのアーティストが着けたゴールドのチープカシオ

ベルリン出身のR&Bシンガー、アンバー・マークが、『3:33 am』というEP盤のジャケ写で着用していたのがこの時計。すぐに調べて購入しました。

当時5,000円くらいで買ったと記憶しているのですが、価格に反してメタルの質感が素晴らしく、身に着けるだけでスタイリングにレトロな空気が加わるのもいい。それから約7年、これといった故障もなく、元気に動いてくれていますね。

僕らのいるヒップホップの世界は主張してこそ。なので目を引くゴールドは相性がいいんですよ。もちろん、メイクマネーの精神も忘れておらず、いつかは〈ロレックス〉をという思いもある。だけどそれは自分が納得できるくらい売れてから。それまではこの〈カシオ〉と一緒に精進します。

カシオ スタンダード A168
〈カシオ〉カシオ スタンダード A168
視認性、防水性など、基本性能を追求するカシオ スタンダード。普遍的なデザインと手頃な価格から「チープカシオ」の愛称でも親しまれる。「文字盤のデザインがメカっぽいのもこのモデルの魅力。ストリートなスタイルとも好相性!」

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