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Homecomings・福富優樹の好きな器と、その付き合い方

個展に並んで手に入れた若手作家の器、旅先で一目惚れした骨董品、知人からもらった思い出深い一皿……器には、一つ一つに使い手のストーリーが詰め込まれています。カジュアルに楽しむ新世代の器好きミュージシャン・福富優樹が語る、とっておきの逸品と、その使い方。

photo: Jun Nakagawa / text: BRUTUS

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長年収集する、存在際立つキャラクターもの

普段使う食器はそこまで強いこだわりはないんですが、キャラクターものや企業のノベルティには目がないんです。このマグカップを手に入れたのは、半年前のこと。幡ヶ谷にある〈Russet Burbank〉というお店で購入しました。

世界中から集めたヴィンテージトイや、ノベルティグッズを売っていて、もともと大好きなお店の一つ。ずっとこの「ロルフ・ザ・ドッグ」というキャラクターを探していたんですが、ある時SNSを見ていたら、これが入荷していたので即購入しましたね。

幼少期に『セサミストリート』に出会った原体験から、ずっと70〜90年代のアメリカンなキャラクターものを集めているんです。このマグは、貴重なものなので飲み物を入れたりはしないんですが、制作をする部屋に背が高めの花を生けて飾っています。

キャラクターが強い、存在感があるマグカップなので、こういうふうに使えるのも魅力ですね。

1970年代の「Rowlf the Dog」のマグカップ
1970年代の「Rowlf the Dog」のマグカップ。
1970〜80年代にイギリスで放送された番組『マペット・ショー』に登場するロルフ・ザ・ドッグという犬のキャラクターのセラミック製のマグカップ。持ち手は顔の裏側に付いていて、表面の毛の質感も特徴的。「基本的には家の飾り棚に花を挿して飾っています。このキャラクターのぬいぐるみも探していますね」

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