ピアニスト、ラザール・ベルマンの
天才性と二面性に思わず心酔!
小学生の頃、映画のサウンドトラックを聴いて、まだ観ぬ映画の内容を勝手に想像するのが好きでした。名作『ゴッドファーザー』もサントラが入口だったような。時には内容を観てがっかりするような作品もありましたが(笑)、映画を通じてクラシックにも馴染んでいきました。今もシナリオを考える時は必ず聴いています。
1と2は、父が昔よく家でかけていたロシアのピアニスト、ラザール・ベルマンの演奏。幼心にその雰囲気にグッときて、いつしか父よりも自分の方がハマってました。この人とにかく天才なんです。
技術のうまさはもちろん、その演奏は繊細さと大胆さの両方を兼ね備えていて。映画音楽のようなドラマティックさもあるので、聴くとシナリオを書く情緒に持っていきやすいんです。
3は、大好きなガリー・ベルティーニの指揮で。彼の率いる演奏は男性的でダイナミック。大胆な美しさがあって、筆が進まない時でも気持ちを奮い立たせてくれますね。
1. 「ピアノソナタ第23番ヘ短調 作品57 《熱情》」/ベートーヴェン
![『Lazar Berman - The Complete CBS Recordings〈完全生産限定盤〉』](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/02/assetterEX-211980-1600x1600.jpg)
2. 「ピアノ協奏曲第3番ニ短調 作品30」/ラフマニノフ
![『ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番/カーネギー・ホール・ライヴ』](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/02/assetterEX-211979-1600x1600.jpg)
3. 「交響曲第1番〜第8番」/マーラー
![『マーラー:交響曲全集』](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/02/assetterEX-211978-1600x1600.jpg)