ピアニスト、ラザール・ベルマンの
天才性と二面性に思わず心酔!
小学生の頃、映画のサウンドトラックを聴いて、まだ観ぬ映画の内容を勝手に想像するのが好きでした。名作『ゴッドファーザー』もサントラが入口だったような。時には内容を観てがっかりするような作品もありましたが(笑)、映画を通じてクラシックにも馴染んでいきました。今もシナリオを考える時は必ず聴いています。
1と2は、父が昔よく家でかけていたロシアのピアニスト、ラザール・ベルマンの演奏。幼心にその雰囲気にグッときて、いつしか父よりも自分の方がハマってました。この人とにかく天才なんです。
技術のうまさはもちろん、その演奏は繊細さと大胆さの両方を兼ね備えていて。映画音楽のようなドラマティックさもあるので、聴くとシナリオを書く情緒に持っていきやすいんです。
3は、大好きなガリー・ベルティーニの指揮で。彼の率いる演奏は男性的でダイナミック。大胆な美しさがあって、筆が進まない時でも気持ちを奮い立たせてくれますね。