繰り返し聴き続けてきた
心を奮い立たせる大傑作
両親の影響で、幼少期からクラシック音楽に触れていました。今でも私にとって生きるうえでの酸素のような存在。それほど常に聴いています。今回選んだのは勝負の時に特によく聴いている3曲。日常生活でも聴いている昔から大好きな曲ばかりですが、何度聴いても気持ちを熱くさせます。
1、2は20世紀に作られた楽曲の中でも最大傑作だと思っている曲。1は当時20代後半だったショスタコーヴィチの自由奔放さと新しい手法がいくつも盛り込まれています。2は戦時に作られた曲。戦後の情勢まで見越して作られた本作は、別の星のものかと思うほど高貴かつ戦慄すべき作品です。どちらも聴くたびに精神が深くゆさぶられます。
3は水彩画のように色彩豊かで各曲にいくつも山場がある。以前、尊敬する大ピアニスト、スヴャトスラフ・リヒテルの演奏を生で聴いた時には、半年以上も曲が頭の中で鳴り続けるほどの衝撃を受けました。いずれもぜひ、聴いてほしい作品です。
1. 「交響曲第4番ハ短調 作品43」/ショスタコーヴィチ

2. 「交響曲第8番ハ短調 作品65」/ショスタコーヴィチ

3. 「練習曲集『音の絵』」/ラフマニノフ
