新しい扉を開いてくれた
ティボー・ガルシアの瑞々しい音色
最近聴くのはクラシックギターの曲ばかり。車の中でも家でも、とにかくずっと聴いています。中でも大好きなのが、映画『マチネの終わりに』でも共演した気鋭のフランス人ギタリスト、ティボー・ガルシアさん。
昨年6月に行われた日本でのコンサートで初めて生で演奏を聴いて、そのあまりの美しさに衝撃を受けました。まるで天から降ってくるかのようなキラキラした音で、吸い込まれるように聴き惚れてしまったんです。

以来、クラシックギターに夢中になりました。習おうと思ったきっかけも、背中を押してくれたのも、彼なんです。サインを入れていただいた2枚のCDアルバム『レイエンダ〜伝説のギター』『バッハに捧げる』は、聴きすぎて擦り切れるくらい(笑)。
特に夜、家に帰って聴くと、疲れがふわーっと抜けるような気がするのがこの3曲。1は、アストル・ピアソラというクラシックギター界ではレジェンドと呼ばれる人が作った曲で、ラテンの空気を纏った情熱的なメロディが、エネルギッシュに奏でられています。2はアレクサンドル・タンスマンのバッハへのオマージュで、3は私にとって馴染み深い名曲。純粋で優しい音色が心地いいです。瑞々しいティボーの演奏は、何回聴いても飽きません!
1. 「ブエノスアイレスの四季」/アストル・ピアソラ

2. 「インヴェンションズ(バッハへのオマージュ)」/アレクサンドル・タンスマン

3. 「コラール『目覚めよと呼ぶ声あり』〜カンタータ BWV140」/バッハ
