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anoが星野源に贈る音楽。「優しさの裏に恐ろしさを秘めた星野さんに届けたい曲」

将来、いつか訪れる未来のために。人間、そして音楽家としての星野源をよく知る人物が贈る音楽のプレゼント。星野とのエピソードと一緒に、いつか彼に聴いてほしいと思う曲を選んでもらった。

本記事は、BRUTUS「星野源と、音楽と。」(2025年6月16日発売)から特別公開中。詳しくはこちら

text: Shunsuke Kamigaito

大人になれるか不安だった高校時代、星野さんの「子供」という曲を聴き、「子供と子供が 一緒になったなら二人で大人になればいい」という歌詞に心を射抜かれて安心しました。

そこからほかの曲も聴くようになり、自分のラジオでは「くだらないの中に」を弾き語りさせてもらうことに。つたない演奏ではありましたが、改めてこの曲の素晴らしさを嚙み締めながら歌いました。

星野さん自身は意識していないかもしれないけど、自分の在り方やファンの方に対して使命感を持って生きている人だと感じています。そしてそれは、死なないために音楽を続けているということでもあると思う。そんな優しいけど恐ろしい星野さんに届けたい音楽を選びました。

「Marigold」Frost Children
誰かのための優しさは自己犠牲でもあると感じる曲。星野さんは誰もが知ってる存在だけど、見えそうで見えない隠された何かがある気がして、この曲を思い出しました。

「肉屋のように」非常階段×戸川純
とにかくかっこよくて、戸川さんのボーカルも非常階段のノイズもたまらなく好きです。優しい星野さんの奥の奥に感じる、恐ろしさに合わせて選曲しました。

「YOU&愛Heaven」ano
使命感を持つことは、生きる意味にも生きることの弊害にもなると思います。その葛藤の中で心が限界になった時に作ったのがこの曲。星野さんには伝わる気がしています。

JASRAC 出 2504141-501
No.1033「星野源と、音楽と。」ポップアップバナー