最恐の都市伝説「リゾートバイト」が待望の映画化
「怪談、ミステリー、サスペンスが大好きなんです。以前『パラノーマル・アクティビティ』を友達の家で観ていたら、本当にテレビに異変が起こって怖かった……。怪談本の『怪談レストラン』シリーズも全部読みました。都市伝説や未解決事件を解説するYouTubeチャンネル『あるごめとりい』さんも大好き。移動中や家でお風呂に入るまでのまったり時間によく観ていて……」
好きなホラーの話が止まらないのは、映画『リゾートバイト』でホラー初主演となる俳優の伊原六花さん。怖いものは苦手と聞いていたが。
「お化け屋敷やゲームなど、体験するものが苦手で。心霊スポットも絶対無理です」
『リゾートバイト』はネット掲示板発祥で語り継がれてきた最恐の都市伝説で、今回『真・鮫島事件』や『きさらぎ駅』を手がけた永江二朗監督が映画化。旅館で住み込みのバイトをしていた若者たちが、その地域に伝わる謎の儀式や、それにまつわる怪異に襲われていく。
「いろんな恐怖がある作品になったと思います。監督が培われてきた怖くなる工夫もたくさん教えていただきました。背後に何かがある気配がしたら普通はすぐ振り向くけど、ホラーではまず目を見開いて、ゆっくり体を起こしてから振り向く」
悪霊に取りかれるシーンでは、研究の成果も生かされた。
「リアルな演技ってなんだろうとも考えましたが、映画『エミリー・ローズ』や、ネット上の悪霊が取り憑く瞬間の写真を大量に見ていて、嘘みたいでいいんだと気づいたんです。それを至って真面目に演じることが、怖さなのかなと。普通はしないような大袈裟な体の動きは、ダンスの経験も生かせているかもしれないですね(笑)」