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俳優・見上愛の、よい眠りのための習慣

アナウンサー、芸人、ミュージシャン、ボディビルダー……第一線で活躍する人々はどのように眠りとうまく付き合い、コンディションを整えているのだろうか。皆さんのうたた寝にちょっとお邪魔して、その答えを教えてもらいました。

photo: Taro Hirano / text: Kohei Hara / edit: Emi Fukushima / hair & make: Yoshikazu Miyamoto / styling: Satsuki Shimoyama

感情的な芝居の前後は、仮眠で頭をリセットする

「学生時代、教室でよく寝ていたら“眠り姫”というあだ名がついて……」

照れながらそう打ち明ける俳優の見上愛さんは、人生で眠れなかった日は両手で数えられるほどだという睡眠の上級者。学生時代には、みんなが別の教室に移動する休み時間に寝続けてしまったこともあったのだとか。

「お仕事を始めたとき、先輩の同業者の方に“女優さんは寝るのも仕事だよ”と言われたことがあったんです。ドラマや映画の撮影中は忙しくなるので、夜はもちろん現場の休憩時間などにできるだけ寝ておけるといいんですよね。その点、私の場合はどこでも眠れるので、才能があったみたいです(笑)。ハンドボールをしていてケガをしがちだった学生時代から寝具には気をつけていて、今は〈エアウィーヴ〉のマットレスを使っています」

休憩中によく眠っている見上さんの様子を見て、スタッフ一同から誕生日にホットアイマスクが贈られたことも。これと〈ヨギボー〉の携帯用枕をいつも持ち歩いている。

「仮眠を取ると頭がすっきりするんです。特に感情的なお芝居をする前後は、気持ちをリセットするためによく寝ています。お芝居の方向性について思考を巡らせるのは前日までに済ませ、現場に入ったら目の前で起こっていることに純粋に反応したいなって」

「現場で寝すぎていることの言い訳かもしれないけど……(笑)」とも謙遜しつつ、睡眠はいい芝居をするためにも欠かせない。

俳優・見上愛