服と靴を繋げる役割を持つソックスは、ジャンルレスな着こなしを提案するスタイリストの服部昌孝さんにとっての必需品だ。
「スタイリングで大切にしているのは“カジュアルアップとドレスダウン”。ジャケットにはタイダイソックスを、ショーツにはロングホーズを。その意外性が好きなんです。僕は、足元にこそ色気が宿ると思っていて。薄手のウールソックスから素肌が透けたり、くるぶしが綺麗に見えたり、些細だけど大事な要素。わかりやすい艶っぽさよりも、じんわり滲（にじ）み出る色気がかっこいいと思うんです」
服部さんがスタイリングする足元
紳士なアイテムは、遊びで外す。
Pantherella／英国の老舗ソックスメーカーからは、バーズアイ柄の渋い一足をチョイス。「〈パオロ・スカフォーラ〉のオックスフォードで、クラシックに合わせてみました。硬すぎず柔らかすぎずのいいバランスで崩すのが気分」。4,180円（パンセレラ／真下商事 TEL：03-6412-7081）
太すぎずの絶妙なライン幅。
Healthknit／「昔スケートをやっていたので、馴染みのある存在。ラインの配色や幅がよく、カジュアルすぎないので取り入れやすいのではないでしょうか」。イエロー×グリーンとオレンジ×ブルーの2種類セット。1,210円（ヘルスニット／ヘルスニットブランズ TEL：03-3833-1641）
派手すぎないクラシックな柄物。
HALISON／「柄だとアーガイルが好き。ブルーには赤茶系のローファーで。クラシックと最先端をミックスするのが僕流です」。シルクのような光沢のスーピマ綿を使用。イタリア・サンジャコモ社製のインターシャ編み機で編まれている。1,540円（ハリソン HP：www.halison.co.jp）
車乗りのためのスポーティな靴下。
nismo／「ドライビングシューズがあるならドライビングソックスもあるんじゃない？と思って検索したらヒット。黒地に赤のラインも可愛い。あえてチャッカブーツで合わせたい」。日産の公式で販売されているハイソックス。1,447円（ニスモ／日産ブティック TEL：045-641-1423）
タフに履けるものこそ至高。
RAILROAD SOCK／6Pの定番、白リブソックス。「メイド・イン・USAで、状態を気にせずガシガシ使えるのが何よりも魅力。代官山のハイ！スタンダードに行けばいつもいい靴下に出会えます」。3,850円（レイルロード ソック／ハイ！スタンダード TEL：03-3464-2109）
足元にパンチを加えるスパイス。
SUICOKE／「タイダイソックスは、最後にアクセントを足したいときに選びます。スエード素材などの柔らかい印象の革靴に合わせるのがいいバランスかな」。シーズンによって色展開が変わる定番品。3,850円（スイコック／スイコック ジャパン HP：jp.suicoke.com）
大人の色気を引き出す透け感。
MASATAKA HATTORI×CHICSTOCKS／「ウール素材だけど年中履ける、理想のロングホーズを作りたかった。極限まで薄くして、少しだけ肌が透けるようにしています。この塩梅がとてもセクシーです」。3,080円（シックストックス／ノーデザイン TEL：03-6303-0866）
何かと万能な五本指ソックス。
TABIO SPORTS／「実際に自分でよく履いています。これはバスケットボール用で、配色が可愛いんですよね。あえて指先を見せるようにサンダルに合わせたい。ビーサンでもいいかな」。激しい動きをホールドする機能派。2,970円（タビオスポーツ／タビオ TEL：0120-315-924）
