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〈メゾン マルジェラ〉からタイムレスなラインとして「ICONS(アイコンズ)」が登場

新しく定義づけられた「アイコンズ」が、〈メゾン マルジェラ〉の中でどのような役割を果たすのか、わかりやすく解説。オリヴィエ・ダアンがイメージを具現化した映像も必見です。

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ジョン・ガリアーノはメゾンのクリエイションを最も効果的に打ち出すために、常に時代を見据えて、変革を進めてきた。その指標は、ファッション界の慣習や、世の中のステレオタイプな固定観念を超越したところにあり、〈メゾン マルジェラ〉はその本質を維持しつつ、常にタイムリーな新しさを打ち出してきた。そして、ここにきて新たな定義づけとして新しいライン「アイコンズ」を発表。このラインに付与された数字は「4」と「14」となった。

まずはオリヴィエ・ダアンがイメージを具現化した9分間のムービーをチェックしたい。

クリエイティブ・ディレクター:ジョン・ガリアーノ
ディレクター:オリヴィエ・ダアン
スタイリング:オリヴィエ・リッツォ

おさらいをすると、〈メゾン マルジェラ〉のクリエイティブ・ピラミッドは、上からオートクチュールに相当する「アーティザナル(ライン0)」、それを芸術的なプレタポルテとして製品化した「Co-Ed(白い無地のタグで番号を持たない)」、シーズニングのワードローブコレクション「アヴァン・プルミエール(ライン1、ライン10)」、そして今回の普遍のワードローブ「アイコンズ」(ライン4、ライン14)というピラミッド型の構造になっている。

「Co-Ed(男女共通)」の中から、永続的に残せるキーアイテムを抽出したものが「アイコンズ」。ライン4をウィメンズ、ライン14をメンズとしているが、性別にこだわらず自由に行き来できるコレクション内容になっている。すごく噛み砕いて説明するなら、ヘリテージピース。常に手に取ることができるラインナップとしてタイムレスにワードローブ化される。

そして、「アイコンズ」の洋服の特徴として、シンボル化されたディテールを持つ。とりわけ、赤いMのステッチで留められたボタン、仕立ての美しさを表面化させたデコルティケのボタンホールなどは特に象徴的。

素材においても永続性を感じさせるものが多く、アウターやテーラリングウェアはクラシックなウールやヘリンボーンを多用。他にもツイル、コットンやシェトランドウール、カシミヤ、デニムなど、オーセンティックなファブリックをラインナップしている。

カラーパレットも同様に、ブラック、ネイビー、グレー、ベージュを基調に、レッド、キャメル、オリーブといったシグネチャーカラーが中心。ペイントを施したデニムや「タビ」シューズなどで、ホワイトが加わり、〈メゾン マルジェラ〉らしさはさらに強調される。

〈メゾン マルジェラ〉の新定義されたナンバリングシステムの構造とそれぞれのラインについては、2月と3月のBRUTUS.jpでも詳しく紹介する予定。

マルジェラ ジャパン クライアントサービス

TEL:0800-000-0261
maisonmargiela.com