男性ブランコ・平井まさあきが水族館に通う理由。「ヘンテコな生き物がひたすら見たいから」

かわいくて、不思議で、面白い、生き物たちの魅力が詰まった水族館に魅せられる人が急増中。海や川の生き物を愛し、水族館に通う芸人、男性ブランコ・平井まさあきさんの、楽しみ方や時間の過ごし方を聞いてみた。

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text&edit: Yuriko Kobayashi

深海は不思議な生き物の宝庫!

僕は兵庫県の豊岡市という海沿いの町で生まれ育ったんですけど、じいちゃんが釣りが趣味で、子供の頃からよく磯の生き物探しに連れていってもらってたんです。

今でも海の生き物が大好きで、よく一人で水族館に行って、ひたすら水槽を見ています。魚って同じような形かと思いきや、面白い姿形のものもいるんです。上顎が長く突き出ているカジキマグロとか、喉元まで口が裂けているフウセンウナギとか、傘を下に向けて生活するサカサクラゲとか。そういうヘンテコな生き物を見ていると、「なんで⁉」がいっぱい浮かんでくるんですよね。

図鑑で調べた後に、答え合わせする感覚で水族館に行くと、また別の「?」に出会って、その無限ループです。特に好きなのはヘンテコ生物の宝庫である深海魚を多く展示する〈アクアマリンふくしま〉。深海魚ゆえ、水揚げすると皮膚が剥がれてしまうことから「世界一醜い生き物」と言われてきたニュウドウカジカを美しい姿で飼育・展示していたこともあり、深い魚愛を感じずにいられません……。

ニュウドウカジカ
〈アクアマリンふくしま〉でニュウドウカジカに会えて大感動!飼育の難しいサンマの展示も必見。*ニュウドウカジカは現在展示休止中。展示状況は問い合わせを。