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猫を守るためならなんでもする。5匹の保護猫と暮らす、ギャルモデル・みりちゃむ

野良猫を危険な状態から守る。自身の手で仔猫を保護した経験があるギャルモデルのみりちゃむさん。5匹の猫たちと暮らし、猫を愛する彼女が考えた猫との向き合い方。

本記事は、BRUTUS「猫になりたい。」(2024年10月1日発売)から特別公開中。詳しくはこちら

photo: Mikako Kozai / text: Fumika Ogura

過酷な環境に置かれた野良猫を保護し、安全な場所に引き渡す活動を個人的に行った、みりちゃむさん。ギャルモデルとして親しまれる彼女が、保護した猫たちを懸命に世話する動画が、今年猫好きの間で注目されていた。

「きっかけは昨年の11月、“近所に捨てられた仔猫が4匹いるから、助けてほしい”と『egg』の後輩から連絡があって。もともと動物が大好きなこともあり、居ても立ってもいられなくなって、翌日市役所から借りた捕獲器を手に駆けつけました」

これまでに野良猫を家に迎え入れたこともあったが、一度に複数の野良猫を保護して世話するのは初めて。猫たちを安全に守るために、できることを全部しようと決心した。

「もともと興味はあったんですが、改めて保護する際の注意点を調べたり、インスタのDMで経験豊富な方に連絡して、手順や注意点についてアドバイスを仰いだりもしました」その後、近隣住人たちの支えもあり、数日かけて猫たちを保護。

4匹のうち1匹は保護猫カフェへ、3匹は自宅に連れ帰った。「まずは家にいる犬猫にウイルスがうつらないよう入念にシャンプー。翌日、動物病院で検査と投薬。その後自室でノミ・ダニ落としの薬が効くのを見守り、効果を確かめてから再び入念にシャンプー。これが一連の流れです」

人間との生活に慣れてきた猫たち。みりちゃむさんのベッドでくつろぐようになった。

猫たちを保護する傍ら、里親探しも決行。できるだけ新たな飼い主が決めた名前で呼ぶなど、人間との生活に慣れるよう意識した。

「最初に保護した1匹がカフェから戻ってきて、4匹揃った時が大変でした。トイレの粗相を発見しても誰の仕業かわからず、全員にトイレを覚えさせるのも一苦労。夜中に突然部屋中のものを倒されるわ、薬の影響で私の枕元にうんちされるわで、毎日大騒ぎでしたね。それでも一緒に過ごす中で“この子たちを保護してよかった”と思う瞬間がたくさんあった。今後はより本格的に保護活動をしていきたいし、将来的には猫たちのために保護猫カフェを開きたい。きっと外へと送り出すたびに、号泣しちゃうんでしょうけど(笑)」

保護したあと自宅で引き取った白猫のおむすび。推定1歳。
3匹の猫
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