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〈ノンネイティブ〉デザイナー・藤井隆行が語る照明。吉田璋也の木製電気スタンド

部屋に一つあるだけで、空間の印象をがらっと変えるのが照明器具。気になるものはたくさんあるけれど、実際に選ぶと意外に難しいアイテムでもあります。今回「居住空間学2022」で取材した部屋には、こんな素敵な照明がありました。空間をディテールから観察する、もう一つの居住空間学です。

photo: Yoko Takahashi / text: Akihiro Furuya

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吉田璋也の木製電気スタンド

吉田璋也の木製電気スタンド

デザインの流れを掘るうちに
辿り着いた民藝の美しさ。

吉田璋也は鳥取県出身の医師であり民藝運動家。柳宗悦らが見出した民藝に傾倒し、数々の工芸品を発表。

「このデザインは河井寬次郎記念館の照明にも使用されていて、調べていくと1970年発行の雑誌『民藝』の表紙を飾ったり、小津映画にも出ています。ジョージ・ナカシマ、シャルロット・ペリアン、ジャン・プルーヴェなどのデザインの流れを掘っていくうちに辿り着いたアイテムです」。

自然光が和らぐ階段下のスペースにひっそりと置かれている。

〈ノンネイティブ〉デザイナー・藤井隆行 自宅
藤井隆行さん宅はBRUTUS No.961 『居住空間学 2022』でも紹介しています。

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