手打ちうどん さいとう(下鴨)
味わい深いだしと細打ち麺に体が喜ぶ、
ネオ京風うどん。
出町柳のタイムシェアカフェ〈リバーサイドカフェ〉で人気を博していた朝うどん職人の斉藤清久さんが、2021年2月に晴れて独立開業。讃岐的なコシも意識した、細くもちもちの京風うどんを自家打ちする。
かけだしはウルメ節や本枯節などに加えて干しシイタケやいりこの風味を強調し、しみじみと余韻と深みのある独自の味わいに。京都の定番・きざみきつねうどん750円は、だしを含んだ油揚げの旨味と九条ネギの香りが箸を進ませる。朝の胃袋にじんわり染み渡る一杯だ。
鶏そば223(下鴨)
地鶏のピュアなエキスが冴え渡る、
清々しい朝ラー体験。
2020年8月オープンのこちらも〈リバーサイドカフェ〉の朝枠出身。「目指すのは究極の塩ラーメン。夜勤明けの人も、朝からラーメン巡りの人もどうぞ」と店主の堤啓太さん。
大量の鶏脚と鶏ガラを使い、煮込み時間を極力抑えたスープは、豊かな旨味が抽出されていながら驚くほどクリアだ。スープの絡みがいい〈麺屋棣鄂〉のちぢれ麺、低温調理の鶏ハムや三つ葉などで朝にふさわしい軽やかさ。途中でオリーブソースを垂らして味変を。ミラノの朝陽(旨塩スープ)900円。