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京都〈LORIMER KYOTO〉〈キッチンくじら〉の和定食で心身を満たす朝食を

「やっぱり朝ご飯は和!」という人も多いもの。ましてや京都に来たら、端正な和朝食が恋しくなる?フットワークよく一日を始めたいなら、理想的なのはこんな定食。気取らない焼き魚やおばんざいが、しみじみと心身を満たす。

photo: Yoshiki Okamoto / text: Aya Honjo

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LORIMER KYOTO(五条)

ニューヨークから逆輸入の日本文化、
魚が主役の一汁三菜

ニューヨーク・ブルックリンで日本人オーナーが手がける、鮮魚店や定食店のコンセプトを逆輸入。魚は一尾単位で仕入れて店でさばき、柑橘やハーブを加えた塩水に漬け込んでからオーブンで焼き上げるので、香りよくジューシーで食欲をそそる。

鯛のタイムレモン漬けなど日替わりで2種から選べる焼き魚、和え物などのおかず、プリンのように滑らかな卵焼き、野菜の浅漬けがワンプレートに。〈八代目儀兵衛〉によるブレンド米のご飯、味噌汁が付く一汁三菜1,600円。

京都〈LORIMER KYOTO〉和え物などのおかず、プリンのように滑らかな卵焼き、野菜の浅漬けのワンプレート
プラス550円で本鮪の漬け丼に変更可。一汁五菜2,000円や、刺し身2種が付く一汁五菜二魚2,500円も。

キッチンくじら(岡崎)

愛あるおばんざいに癒やされる、
奇跡のワンコインモーニング

地物中心の野菜を生かしたおばんざいが8〜10品盛り込まれた一皿からして「店は小さくても懐は大きく」と店名に込められた思いが窺い知れる。

滋賀県産コシヒカリをガス釜で炊いたツヤツヤのご飯はお代わり自由、好評のあまり通年提供するようになったという粕汁は具だくさんで優しい旨味。野菜中心でも程よくお腹が満たされる。愛情が詰まった朝ご飯がジャスト500円とは脱帽だ。岡崎エリア観光のスタート地点としてもふさわしい、覚えておきたい一軒。

京都〈キッチンくじら〉地物中心の野菜を生かしたおばんざいが8~10品盛り込まれた一皿
魚や肉のメインが付く日替わりのキッチンくじら定食850円、お弁当680円。

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