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わざわざ食べに行く価値がある!京都で味わう異国の味〈ミリネヤンコプチャン〉〈ユララ〉〈微風台南〉

「せっかく京都に来たら、京都らしいものを」と言いたいところだけど、京都にはわざわざ食べに行くべき、世界各国の料理があるんです。そんな韓国・ラオス・台湾料理のお店をご紹介。

photo: Koichi Higashiya, Kunihiro Fukumori / text: Yuko Saito

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ミリネヤンコプチャン(四条河原町)

寺町通に突如出現する、釜山のホルモン焼き通り⁉

新大久保どころかソウルにも、ない⁉ハングルが躍るガラス戸の向こう、肉焼きの煙と匂いが立ち込める店内にL字の小カウンターが7つ。島ごとにスタッフが付いて目の前で焼いてくれる。実はここ、釜山のホルモン焼き通りが大好きな店主が、看板から食器まで、現地そのままに再現したホルモン焼き店。牛を主体に豚もあり、注文すると、野菜やタレ、漬物などが卓上にずらり。手際よく焼かれた肉と自由に合わせて韓国流に頬張ろう。

Yu La La(四条河原町)

滋賀に近い京都だからこその
ラオス料理は、予想以上に深い!

ラオスで料理店を営んで10年。故郷に戻った店主夫妻が気づいたのは「発酵食と淡水魚料理が欠かせないラオスの食文化は、滋賀と重なる」こと。で、目指したのが、滋賀に近い京都だからできるラオス料理店。かの国で主食のもち米は奥琵琶湖・長浜からの減農薬米。ラオス料理の味の決め手である淡水魚の発酵調味料を琵琶湖の魚で絶賛製造中。自家栽培のハーブ香るスパイシーな料理が、滋賀の地酒とも相性抜群なのは必然か。

京都〈Yu La La〉塩で乳酸発酵させた発酵豚肉のグリル
もち米、ニンニク、塩で乳酸発酵させた発酵豚肉のグリル990円。奥は黒米入りもち米440円。

微風台南 −TEARSⅡ(神宮丸太町)

京都御所からたった5分で
誘われる台南ワールド。

建物は、御所に程近い築100年の日本家屋ながら、調度品はすべて台湾から。かの地からの客も多いという台南料理店。圧巻は、軽食、飯、麺から甘味まで、繁体字でずらりと並ぶメニュー。薄味で甘いのが特徴という台南料理に特化していて、サツマイモ粉をまぶした唐揚げにも、甘酸っぱい梅粉がぱらり。日本統治時代に生まれたという、煮込み肉がドンとのる便當も漢方ベースの甘辛ダレが食欲をそそる。

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