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京都の美しいお弁当10選。これがあれば帰りの新幹線も幸せ

仕出し文化が根づく京都は、見た目にも美しい、冷めてもおいしいお弁当に事欠かない。しかも世情を反映して、新たに始めた人気店や老舗も増えていて、和洋選り取り見取り。暖簾をくぐって受け取るのも、また一興。お弁当で京の旅を締め括ろう。

Photo: Kunihiro Fukumori / Text: Yuko Saito

AWOMBおもたせ/こころみ(烏丸御池)
【頬張る寿し三味】

手巻きの「手織り寿司」が大人気の寿司店が、肉や魚、野菜をもりもり食べてほしいと作った寿司。肉は合鴨ロース、魚は締めサバ、野菜は丸のままが一面に敷き詰められたユニークなその3種を一つに。
京丹波産米と十五穀米、ガリなどを混ぜたシャリと。ウェブ、電話、店頭で要予約。

烏丸御池〈AWOMBおもたせ こころみ〉頰張る寿し三味
【頬張る寿し三味】¥2,850。

食堂おがわ(四条河原町)
【鯖寿司】

予約至難の人気割烹が、おみやげ用サバ寿司の販売を開始。「サバ寿司嫌いの店主でも食べられる」がテーマで、サバはあえて薄切りにし、浅めの締め加減。
中にはシイタケと赤シソのペースト、白ゴマが入った、食後感が軽やかな個性派。自作の版画の包装紙や紙袋で。前日までに要予約。

四条河原町〈食堂おがわ〉鯖寿司
【鯖寿司】1本¥2,500。

はり清(京都駅)
【吉祥来福御膳】

清水五条で江戸時代から続く京料理の老舗が、ジェイアール京都伊勢丹限定で作る二段弁当。
近江牛のローストビーフやしぐれ煮などの人気料理がぎっしり詰まった折りと、炭火焼きのウナギの蒲焼きがのったちらし寿司の折りからなる豪華版が駅近で。予約は、なるべく3日前までに電話、店頭で。

京都駅〈はり清〉吉祥来福御
【吉祥来福御膳】¥3,996。

三嶋亭 本店(京都市役所前)
【すき焼き弁当】

京都を代表するすき焼きの老舗といえば、明治6(1873)年創業の三嶋亭。寺町三条に昔のままの風情で立つ京町家造りの本店で、昨年より配達も始めたお弁当。
店内同様、秘伝のわり下と上白糖で上品に味つけされた、軟らかな和牛ロース肉がたっぷり約120g。一緒に焼かれた麩、タマネギ、長ネギ、糸コンニャクなどが付け合わせ。予約可。

京都市役所前〈三嶋亭 本店〉すき焼き弁当
【すき焼き弁当】¥2,430。

喫茶ホーボー堂(岡崎)
【玄米と季節野菜の弁当】

野菜料理と玄米おはぎが人気のカフェが作るヴィーガン弁当。南丹〈SLOW FARM〉から届く自然栽培野菜をはじめ、約20種の野菜を使った惣菜は、「海外のお客様も多かったので」と、多国籍な味わい。
揚げ物や粉物も入り、野菜だけでも満足度大。ご飯は土鍋で炊いた酵素玄米。予約が確実。

岡崎〈喫茶ホーボー堂〉玄米と季節野菜の弁当
【玄米と季節野菜の弁当】 ¥1,100。

白 HAKU(祇園四条)
【三度いっち】

一日がちょっと明るくなる。そんな和菓子や和惣菜を提案する店が作る和のサンドイッチ。竹皮を紐解くと現れるのは、鯛、うすい豆、野菜のゴマ和えを挟んだ3種のサンド。
鯛はすぐきに大葉に山椒、豆はいぶりがっこにラッキョウにルッコラにユズ……と、唯一無二の素材の組み合わせと味わいに驚き!予約が確実。

祇園四条〈白 HAKU〉三度いっち
【三度いっち】¥1,700。

LaPartDieu(元田中)
【ランチボックス】

シェフ自ら無農薬栽培した花や野草のあしらいが華やかなフレンチレストランの折詰。森を探索するかのように箸を進めれば、野菜を主役に肉、魚の惣菜が18~20種。
特に力を注ぐ、京都府内産の野菜を使った惣菜は、マリネ、ソテー、ローストなど、調理法も味つけも多彩で、最後まで飽きさせない。前日までに要予約。

元田中〈La Part Dieu〉ランチボックス
【ランチボックス】 パン付き¥1,296。

河久(三条)
【折詰弁当】

仕出しの満月弁当が、今も花街で愛され続ける、和洋折衷割烹の折詰。府内や近郊から届く食材と、地下水を汲み上げて作られる料理には、だし巻きや焼き魚とともに、創業以来五十数年続く名物の唐揚げや春巻きが入る。
冷めてもおいしいよう工夫された素揚げの唐揚げや、牛挽き肉を巻いた春巻きは、京都の底力を感じさせる旨さ。要予約。

三条〈河久〉折詰弁当
【折詰弁当】¥3,240。

いづ重(祇園四条)
【上箱寿司】

明治の頃より暖簾を掲げる、八坂神社の石段下の老舗が、創業から変えることなく作り続けている伝統の京寿司。
滋賀・江州産の米を薪のかまどで炊いて作る寿司飯も、厚焼き卵、エビ、小鯛、穴子など、仕事を施した具が市松文様のように並ぶ姿も昔のまま。木の芽が透ける小鯛の風情に京都らしさが覗く。予約はウェブ、電話で。

祇園四条〈いづ重〉上箱寿司
【上箱寿司】¥1,980。

点邑(京都市役所前)
【天巻籠盛り】

老舗旅館〈俵屋〉が営む天ぷら専門店の巻き寿司3種盛り合わせ。素材が生きた薄衣のエビ天や穴子天は大葉を挟んで、俵屋と同じじゃこ山椒はそのまま白ご飯で巻いてあり、味は繊細ながら、ボリューム満点。
鴨川のほとりで食べたくなる籠盛りは20貫入り。新幹線用には1人前の折詰2,376円を。前日までに要予約。

京都市役所前〈点ゆう〉天巻籠盛り
【天巻籠盛り】2人前¥5,508(籠付き)。