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懐かしのゲームグッズに、半世紀前のプラモデル…。マニア垂涎、京都のデッドストック天国!

京都で見つけた、ゲーム愛が深すぎるショップに、60年以上続く老舗模型店、80sのスポーツ用品が眠るスポーツ用品店。デッドストックだらけの店内は、まるで宝箱!宝探し気分でディグってみては?

photo: Shimpei Hanawa, Yoshiko Watanabe / text: Yusuke Nakamura

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株式会社エディットモード(五条)

“世界の任天堂”のお膝元で宝探し!
ゲーム愛が深すぎるショップへ。

日本が世界に誇る任天堂の本社が京都にあるのは周知の事実。では、国内初の任天堂ライセンスアパレル〈THE KING OF GAMES〉が、京都駅から程近くの住宅街にひっそりと店を構えているのは知っていましたか?日本家屋を改築した店のドアを開けると、マリオが出迎えてくれ、ゲームセンター用の筐体からおもちゃ屋さん用の店頭デモ機など、胸躍る巨大ゲーム機の姿も。

「このお店はブランドの旗艦店であり会社のオフィス。あくまでアパレルショップです(笑)」と店主でデザイナーの江南匡晃さん。2002年、マリオの20周年を機にスタートした、ゲームに紐づくオリジナルデザインのTシャツをはじめ、数々の名作ゲームとコラボした商品が並ぶ。店の奥には江南さんが20歳から集めているというゲームグッズがディスプレイされていて、ゲーム好きでなくとも驚く圧巻の物量!

どうやら、これらマニア垂涎のコレクションの一部が購入可能だという。「僕のコレクションの中からダブっているものなどを持ってきて、泣く泣く売っています」。今なお、eBayやオークションを駆使してグッズ集めに勤しんでいるという。江南さんのゲーム愛溢れる話に耳を傾けつつ、宝探し気分でディグってみてはどうだろうか。

京都〈エディットモード〉店内
「ファミコンのソフトは全種類揃ってます。」

北野モデルセンター(北野天満宮)

半世紀前のプラモデルが眠る
北野天満宮の老舗模型店。

小さな店内に一歩足を踏み入れると、これでもかというほど天井まで積み上げられた大量のプラモデル。聞けば3,000箱は下らないそう。ここは北野天満宮の近くにある、飛行機や船、戦車などの“スケールもの”をメインとした模型店。

プラモの壁に囲まれた店主、日下雅江さんいわく「もともとは学生さんが多い地域で」と1957年に創業。70年代に発売された木製のキットや、エリマキトカゲのレジン製モデルなど、時代を閉じ込めたような箱の数々、しかも価格は据え置き、当時のまま、というから驚きだ。

京都〈北野モデルセンター〉店内
「ここで60年以上プラモデルのお店をやってます~。」

トミヤ運動具店(出町柳)

日本製のナイキを発見。
80sのスポーツ用品あり。

出町柳の出町桝形商店街そばにある、創業から約60年という小さなスポーツ用品店。商品点数は決して多くないが、アスリートなんて言葉がなかった頃のお宝が。

80sのスキーブーム時代の板ケース、旧ロゴのアシックスのシャツ、そしてスポルディングのスタジアムジャンパー(タグに載った広告モデルは定岡正二)などなど。店主の中川勲美さんは「珍しい?それならよかった(笑)。でもただ残っているだけですよ」。

京都〈トミヤ運動具店〉店内
「古いものならいろいろと残ってますよ。」

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