気がついたら、おいしくなっている
シェアハウスやシェアオフィスの設計から運営までを行う建築家のクマタイチさん。東京・神楽坂の角地に彼が手がけた〈SHAREtenjincho〉がある。吹き抜けの共有キッチンで、スタイリッシュでクリーンなデザインの家電が馴染んでいる。
クマさんが家電を選ぶポイントの一つが、自分が設計した空間に合うかどうか。今回持ち込んだのは〈東芝〉の冷蔵庫とオーブンレンジ、炊飯器の3種。まず、冷蔵庫《ベジータ》のフロストガラスの質感に驚いた。
「マットなガラスの質感が、キッチンに用いたステンレスのヘアライン仕上げとよく合いますね」とクマさん。
艶消しのガラスはシックな印象で、さらりとした触り心地だ。また、冷蔵庫は空間で占める割合が大きいだけに、サイズや形状も重要だと話す。その点、《GR−W450GT》なら幅60㎝、奥行きは約65㎝と薄く、キッチンカウンターにぴったりと収まる。しかもコンパクトながら、452ℓと大容量だ。
湿度をコントロールして野菜をおいしく保存
一方、オーブンレンジ《石窯ドーム》はその名の通り、庫内の天井がドーム状になっているのが、おいしさの鍵。天井に沿って熱が対流し、高火力で素早く焼き上げる。クマさんは特に、本格的な料理が簡単に作れる「石窯おまかせ焼き」機能に興味津々の様子。
「ワインのように、知らない間においしくなっているのが好きなんです」
食材を切って並べ、好みの味つけをして、あとはスタートボタンを押すだけ。分量と食材に合った温度と時間を検知し、自動で調理してくれる。
「家では“ながら料理”が多いので、オーブンレンジ任せにできるのは非常に助かりますね」
手軽に本格的な料理が作れる
そして、おにぎり好きだというクマさんが真空圧力IHジャー炊飯器《炎匠炊き》で注目するのが「真空ひたし」機能。
内釜の内部から空気を抜いて真空にし、圧力差で米の芯まで吸水させる。その後、大きな熱対流と大火力で内釜全体を高温で均一に加熱する。しっかり水を吸った米は内部まで熱が伝わるので、ご飯の甘味が引き出され、芯までふっくらとした炊き上がりに。だからこそ、冷めても冷凍してもおいしいごはんが楽しめる。
「僕もそうですが、ご飯をまとめ炊きして冷凍する現代人にとってはうれしいポイント。どれも、おいしいうえにデザインもいい。今日は家電の進化に驚かされました」