絆を武器に、目指すは魔界の「やさしい王様」。
あらすじ
天才中学生・清麿の元に、ある日謎の子供・ガッシュが不思議な“赤い本”を携え現れる。清麿がその本に書かれた呪文を唱えると、なんと口から電撃を放ったガッシュ。彼の正体は魔界の王を決める戦いに参加する魔物の子供だった!
“本”の使い手=パートナーの人間とのペアで行われるその戦いは、“本”を燃やされれば魔界に送還されてしまう無情なルール。二人はガッシュが「やさしい王様」になることを目標に強敵たちとのバトルに挑む。クラーケンコミックス(kraken)。
第2部『金色のガッシュ!!2』は1話無料で配信中。AmazonやBookLive!などの電子書籍サイトをチェック。
1巻:ガッシュ参上
頭が良すぎるせいで学校で浮いてしまい友達もいない清麿。そんな清麿の元に、謎の子供・ガッシュが訪れる。最初はガッシュを疎ましく思う清麿だったが、彼の熱い想いに触発されて変わり始める。
やがてガッシュは自身が魔界の王候補の一人であり、魔王を決めるため他の魔物たちと争わなくてはいけないと知って傷つくが、清麿に励まされ奮起する。その後心優しい魔物・コルルとの戦闘をきっかけに、ガッシュは「やさしい王様」を目指すことを決意。
2巻:仲間との出会い
次々と現れるライバルたちとの戦いを経るうちに、当初は100名だった魔王候補も70名にまで絞られた。敵であるはずのガッシュと清麿に救われたことをきっかけに魔物・ティオとそのパートナー・恵は二人に心を許し、互いに信頼し合える仲間になる。
3巻:記憶の鍵
清麿の父に出会うまでの記憶がないガッシュの過去を探るべく、ガッシュと清麿は「ガッシュに似た奴」が目撃されたイギリスへ。清麿の父を拐った魔物との戦いに勝利した後、ガッシュはかつて「自分と同じ顔」を持つ者によって記憶を奪われたことを思い出す。
4巻:ゼオンとデュフォー
「ガッシュに似た奴」が今度はオランダに現れた! その魔物の名はゼオン、パートナーはデュフォー。彼らは圧倒的な強さを誇示し、ガッシュと清麿が苦戦した相手である魔物・ロップスとパートナー・アポロのペアを降した。清麿はアポロに対しロップスの敵討ちを誓う。
5巻:真の王とは?
「ただ目の前の敵を倒していくだけで王になれる」と語る強敵・バリーは、無関係の人々を戦いから守ろうとして不利になったガッシュと清麿の優しさを嘲る。
しかし窮地でも信念を曲げないガッシュの意志の強さにたじろいだバリーは、再戦を宣言して立ち去った。その後ナゾナゾ博士と名乗る謎の男が現れ、ガッシュと清麿を鍛えるためのバトルを仕掛けてくる。
6巻:千年前の敗者たち
ガッシュに恋する魔物・パティは彼が自分を忘れてしまったことに怒って宣戦布告するが、戦闘中に奇妙な魔物に連れ去られる。
パティを待っていたのは、石版に封印された「千年前の魔界の王を決める戦いの魔物たち」を仲間にしようと企む魔物・ゾフィス。他者の心を操り戦いを強いるゾフィスを許せないガッシュと清麿は、仲間たちと共にその本拠地へ。
7巻:ゾフィスの支配
ガッシュを慕う魔物・ウマゴンはなかなか“本”の使い手を見つけられなかったが、遂にパートナー・サンビームが現れ仲間として参戦する。そしてガッシュと清麿は、ゾフィスの支配下で石版にされることに怯える魔物・パムーンとの勝負に挑む。それはパムーンを恐怖から解放してやるための戦いでもあった。
8巻:月の石
ゾフィスの力の源である「月の石」の破壊を目指すガッシュたち。千年前の魔物の一人・レイラやパティも仲間に加わり“石”の番人・デモルトに立ち向かう。一方魔物・ブラゴとパートナー・シェリーはゾフィスとの直接対決へ。ゾフィスは過去にシェリーの親友・ココの心を操り強制的にパートナーにしていたのだ。
9巻:新たな脅威
ガッシュたちはゾフィスとの戦いから日常に戻ったが、今度は突如出現した不気味な巨大建造物のニュースが平穏を脅かす。魔物・アースによるとその建造物は「魔界の脅威」だという。
10巻:悪しき計画
謎の建造物の正体は巨大な魔物・ファウードだった!魔物・リオウはファウードを復活させ、その力を利用して人間界もろとも残る魔王候補を一掃しようと計画していた。
リオウを阻止するべく立ち上がるガッシュたち。しかしその計画には仲間の魔物・ウォンレイも加わっていた。ウォンレイは愛するパートナーの少女・リィエンを人質にとられていたのだ。
11巻:熱い拳
ファウードの体内に潜入したガッシュたちは、ファウードを一旦復活させてリィエンを解放してから人間界を破壊される前に魔界に帰す作戦に打って出る。リィエンの呪いが解けて喜ぶのも束の間、復活したファウードはリオウに操られて世界を滅ぼそうとする。
その最初の標的は日本。しかも清麿の頭脳を恐れたリオウが集中攻撃を仕掛け、遂に清麿は力尽きてしまう。清麿の心臓を再び動かしたのは、胸を叩くガッシュの拳だった。
12巻:ゼオンの力
ウォンレイはファウードの“体内魔物”との死闘からリィエンを守り抜き、魔界へと帰って行った。一方リオウは突如現れたゼオンに敗れ、ファウードの力はゼオンに乗っ取られる。今度はゼオン一派に挑むことになるガッシュたちだが、清麿は息を吹き返したものの眠り続けていた。そこにかつて敵として戦ったバリーが助太刀にやって来る。
13巻:衝撃の真実
ガッシュたちは遂にゼオンのいる“脳”へ。“脳”を守る二体の魔物との戦闘に苦戦する中、とうとう清麿が復活する。
パワーアップした清麿とガッシュはゼオンに立ち向かうが、戦いの最中、ゼオンが語ったのは「ゼオンはガッシュの双子の兄であること」「自分が継承するはずだった術=バオウをガッシュに奪われたためにガッシュを憎んでいること」「今の魔界の王が自分たちの父であること」だった。
14巻:和解
ガッシュは「すべてを憎む力」であったバオウを「大切な者たちを壊そうとする悪い力だけを憎む力」へと変えることに成功する。掌握したバオウを武器に、遂にゼオンに打ち勝つ。
過去の記憶を共有したことでガッシュの孤独や苦悩を知ったゼオンは、自身の過ちを認めて涙する。ゼオンから受け継いだ力を込めてガッシュの放ったバオウ・ザケルガは、ファウードの攻撃を凌駕する。そのままファウードは魔界へと帰って行くのだった。
15巻:クリア・ノート
遂に魔王候補は残り10名。ある日現れた魔物・クリア・ノートは自身の使命を「全ての魔物を滅ぼすこと」と語り、恐るべき強さでガッシュたちを震撼させる。
ブラゴたちの攻撃によりクリアはダメージを負うも、10ヶ月後に「完全体」となって再び姿を現すことを宣言。再戦に備え鍛錬に励むガッシュたちだったが、長らく仲間として戦ってきた魔物・キャンチョメとそのパートナー・フォルゴレの間には突然の別れが……。
16巻:“金色”のガッシュ
ブラゴ・シェリーペアとの必死の共闘も虚しく、クリアの脅威的な力の前に絶体絶命のピンチに追い込まれるガッシュと清麿。その時ガッシュの“本”は金色に光り輝く。
“本”を輝かせる程のパワーをガッシュたちにもたらすのは、これまでに出会い、仲間として戦ってきた魔物たちだった。そのパワーを全て受け取った時、ガッシュ自身の身体もまた金色に輝き出し……⁉