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韓国

巨大生物

 その日人類は思い出した。ヤツらに支配されていた恐怖を……。鳥籠の中に囚われていた屈辱を……。
『進撃の巨人』はそんな黙示録めいた言葉とともに始まり、超大型巨人の出現をショッキングに描き出す。かつて人類が築いた城壁は、最大15mほどの巨人の脅威から身を守るものにすぎなかった。ところが体長50m超という規格外のデカさを持つ超大型巨人は、やすやすと壁に穴を開け人類を急襲する。
 50m級の巨大生物が

FINN JUHL NV-45 いま、なぜフィン・ユールか?

後ろ姿の美しい椅子は良くデザインされた椅子である。とするならば、フィン・ユールの《No.45》は、その最たるものといえるだろう。ユール自身も座っていたその椅子を撮影するため、デンマークの彼の自邸までやってきた。ついぞ座る夢は叶わなかったが、光が差し込む窓辺に向かって置いた《No.45》、その後ろ姿の美しいこと。これを見るためにもう一つ椅子が要るんじゃないかと思ったほど、というのも冗談とも言えず、「

お国変われば。

 せっせと韓国プロ野球の取材に通っていたことがある。結構、楽しかったのだ。日本とは球場の雰囲気が違っていて、応援席には演台があり、球団所属の応援団長と脚を露わにした4人のチアリーダーが出てきて、応援の音頭を取る。中でも釜山ロッテ・ジャイアンツは熱狂的な応援で知られていて、試合終盤に老若男女が「釜山港へ帰れ」を合唱しだした時にはさすがにびっくりした。ちょっと感激したけどね。
 もっと驚いたのは、試合

ジャジャンハウスの「チャンポン」|コウケンテツ(料理研究家)

 唐辛子を多用した辛いメニューの宝庫とも言うべき韓国料理。日本人にも馴染みの深いチゲをはじめ、アンコウの蒸し煮「アグチム」、手長ダコの激辛炒め「ナクチポックム」など、錚々たる辛旨な一皿が揃う。
「でも、辛いだけが韓国料理ではありません。韓国では食べ物を薬と捉える“薬食同源”の考えが根づいていて、素材の組み合わせや調理法にとても工夫が凝らされているんですよ」
 こう話すのは、料理研究家のコウケンテツ

サルシータの「ハラペーニョの爆弾」|ドラゴン・キッド(プロレスラー)

 唐辛子の故郷とされるメキシコは、多くのレスラーが武者修行を積む、ルチャリブレ=メキシカンプロレスの本場でもある。いまや押しも押されもせぬ花形選手となったドラゴン・キッドさんが、メキシコシティに近い道場で練習に励んでいたのは、21歳の時。食事は大抵、「150円ぐらいで買える屋台のタコス」。レストランなど行く暇も金もなかったが、そこは生にドライに燻製にと、種類も豊富なら、料理も世界で一、二を争う多彩

テーマ〈続・右寄り〉

やつい AVの話の続きなんですけど、監督が女性っていうパターンもありますよね。
宮沢 そういうものがあってもいいはずだよな。
やつい “たまたまタクシーで乗り合わせた人と”とか、意外と男が考えそうな設定でした。男にはなかなかわからない願望が見えて面白かったですね。
宮沢 かつては、考えちゃいけない、口に出しちゃいけないって言われてきたからね。
やつい リベラルになってきた。
宮沢 でも、ついこの間

映画的な興奮と社会的な視点を兼ね備えた作品作りを目指して。

 2014年、地球は氷河期を迎え、人々は永久機関を持つ列車“スノーピアサー”に乗り込んだ。それから17年後。生き残った全人類を乗せた列車の中で、虐げられた貧困層による反乱が起きる。ポン・ジュノ監督による『スノーピアサー』は、閉ざされた列車という空間の内部で、人類が生き残りを懸けて凄惨な闘いを繰り広げる、まあ大袈裟に聞こえるかもしれないけど、数年に1本あるかどうかの優れたSFアクションだ。来日中のポ