ラグビーボールのヒミツ
ラグビーのワールドカップが、来年9月20日から日本で開かれるって、知ってるかい?日本が2015年のW杯で南アフリカを破って世界に衝撃を与えてから、もう3年。アッという間だ。道理で年を取りますな。
さて、ラグビーには様々な特徴があるけれど、その筆頭は楕円球を使って試合をすること。楕円球最大の魅力はボールがどこに弾むかわからないことだけれど、そもそもなぜラグビーのボールが楕円になったのだろう?
これには様々な説があるのだが、17世紀のイギリスでは、豚や牛の膀胱を取り出して空気で膨らませ、いろいろな遊びに使っていたことを示すが残されている。
そして19世紀にはイギリス各地の学校で異なったルール、ボールでフットボールが楽しまれていたが、そのなかで、ロンドンから電車で1時間ほどの町にあるラグビー校では、学校の前にあったギルバートという靴屋で、ボールを作ってもらっていた。
そこのオヤジが楕円球を作ったのか、それとも丸いボールが変形して楕円になったのかは定かではないが、学生たちが「楕円球の方が面白いぜ」と、変わった形のボールで遊ぶのがラグビー校のルールとして定着した。
それが「ラグビーフットボール」と呼ばれるようになった理由であり、楕円球が世界中で愛されるようになったというわけです。ちなみに、今は膀胱は使われていませんからね。念のため。