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人と被らない個性派を。〈J.D. CycleTech〉オーナー・ジェームス・ディアンが語るマイバッグ

大人たちが普段から使うバッグは、一体どんなものだろう?〈J.D. CycleTech〉オーナーのジェームス・ディアンさんに仕事道具や必需品など、面と向かっては聞きづらい、中身の話も併せて語ってもらった。

photo: Anna Miyoshi / text & edit: Ryoko Iino

人と被らない個性派メッセンジャーバッグ

僕がフレームビルダーの勉強をしていた時に、師匠である〈Kalavinka〉の田邉昭夫さんのところにちょくちょく遊びに来てくれるお客さんがいたんです。いつも見たことのないメッセンジャーバッグを使っているから、「それどうしたの?」と聞くと、その人が〈KANBA〉というブランド名で作ったオリジナルのもの。

これまでメッセンジャーバッグを欲しいと思って探しても、選択肢は有名なブランドのものしかなくて……思い切ってメールしたら「いいよ」って。サイズやカラー、裏地の防水など、僕のリクエストに合わせて作ってくれることになりました。

今使っているものは2代目。いつも貴重品や、パンク修理のキット、セーフティベストとかを入れているのだけど、1つ前のものだとちょっと小さいかな?と感じて、2021年頃にサイズアップして新しいものを作ってもらったんです。何より嬉しいのが、自転車のように何かあったらすぐに修理してくれるところですね。

〈KANBA〉バッグ
「1つ前のバッグは角がボロボロになりやすかったから、今のものは元から頑丈にしてくれたんです」とジェームスさん。