Agnes’Portuguese Bake Shop Cafe Okinawa(沖縄/瀬長島)
カイルアの名店の味を受け継ぐ
揚げたてマラサダ
ハワイ・オアフ島カイルアで約50年の長きにわたって愛され、2018年に惜しまれつつ閉店したベイクショップの名物「アグネスのマラサダ」が、ここ沖縄で食べられる。
オーナー、ノンさんの下で閉店まで修業した栗原理一さんがその味と名前を受け継ぎ、19年に開業。独特の弾力ある食感を生むミックス粉のレシピも、手で開ける穴も、揚げたてのみを提供するこだわりも、すべてハワイと同じ。マラサダはポルトガル系移民が広めたドーナツで、ノンさんもその末裔。店名にあるPortugueseは、正統マラサダの証しだ。
![沖縄〈Agnes’Portuguese Bake Shop〉マラサダ](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/08/909f7d3d840467daf1ea57d102cfc5f9.jpg)
![沖縄〈Agnes’Portuguese Bake Shop〉店内](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/08/d161735d8336f416e6fe4c0ba9e8c759.jpg)
シアタードーナツ・オキナワ(沖縄/コザ)
観客の輪を結ぶ
コミュニティシアターのドーナツ
地域や共同体に観てほしい映画を上映する、2015年開館のコミュニティシアター。映画を観終えた観客同士がドーナツ片手に談笑する光景はここならでは。代表の宮島真一さんは、コザの街のアメリカンな雰囲気にマッチし、親しみやすいドーナツが、映画館に来るきっかけになればと館名にした。
国産小麦を使った9種類のオールドファッションは上品で控えめな甘さ。沖縄県民が愛するレモンケーキやジャーマンケーキ風ドーナツも並ぶ。今ではドーナツ目的の常連も増え、基地の店より好きという米軍関係者さえ訪れる。
![沖縄〈シアタードーナツ・オキナワ〉クラシカルアーモンドとホワイトストロベリー](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/09/4b7caf636828797f9f70efb7098a0794.jpg)
![沖縄〈シアタードーナツ・オキナワ〉店内](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/09/755707ae72dd82e886156992543b44f5.jpg)
ZHYVAGO COFFEE ROASTERY(沖縄/北谷)
沖縄西海岸で味わう
コーヒー&ドーナツの幸福感
アメリカ西海岸を感じさせる空間に、沖縄西海岸の心地よい日常が溶け込む。10代で見たLAの風景が原点というオーナーの飯星健太郎さん。西海岸独自のコーヒーを軸としたライフスタイルを北谷で提案したいとビジョンを温め、2020年にオープンした。
ドーナツを選んだのは、コーヒーとの相性を考えた結果だ。ビターな味のチョコレートは自慢のエスプレッソと相性抜群。ほかには黒糖、シークヮーサー等の沖縄素材を使ったものなど、10種類以上を用意。沖縄のサーターアンダギーに倣い、素朴さも大事にしている。
![沖縄〈ZHYVAGO COFFEE ROASTERY〉店内](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/08/e956a01baf129c3e864f07e4c6b6a596.jpg)