箕面公園昆虫館(箕面/大阪)
大阪らしい、笑いありの展示にクスリ。
ユニークな試みで魅了する、森の中の昆虫館。
1953年、東京・高尾、京都・貴船と並ぶ「日本三大昆虫宝庫」と称された大阪・箕面の森に開園。四季折々の植物の間を500個体もの蝶が飛び交う放蝶園を筆頭に、高密度な展示を手がけてきた。
常設展示室ではヘラクレスオオカブトをはじめとした国内外の昆虫の生体展示に加え、昆虫の分類を学べる場も設ける。「訪問した後に誰かに話したくなるような場所でありたい」(館長の中峰空さん)。
ほかにも中峰さんの直筆ポップのボケに思わずツッコみたくなる標本、また時には専門家に向けた本気の学術論文も展示と、緩急自在な内容もならではだ。12月の企画展(2022年5月9日まで)のテーマは「世界の蝶」。同館では初出しの標本も!