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インディーゲームガイド「癒やしのひととき」編。肩の力を抜いて、遊びながら心を休める5作品

はじめての人にも、そうじゃない人にも。大人が夢中になれる、とっておきのインディーゲーム64作を有識者たちが厳選、13のキーワード別にご紹介。

text: Sayawaka, Younashi, Shuka Yamada / edit: Kohei Hara, Shunsuke Kamigaito

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Here Comes Niko!ニコが来た!(2021)

developer:Frog Vibes
対応機種:Switch/PC

ストレス知らずのキュートなアクション

家族と折り合いがつかず、家を飛び出したニコ。生活のため、新しい仕事として「プロ友達」を始める。その仕事は、誰とでも友達になって、いろんなお願いを聞いてあげること。島々を巡り、愉快な友達をたくさん作っていく。古風な3Dアクションながら、ゲームオーバーのないストレスフリーな作り。ゆったり気楽に楽しめる。

「アートワークがめちゃくちゃかわいくて素敵。美しい島の景色が広がる中、ニコがジャンプするだけで、にっこりできますよ」(洋ナシ)

ゲーム『Here Comes Niko! ニコが来た!』

Melatonin(2022)

developer:Half Asleep
対応機種:Switch/PC

チルって安眠、夢がテーマのリズムゲーム

“うたた寝した時に見る夢”を題材にしたリズムミニゲーム数作を収録。そのテーマを反映し、アートワークや音楽などゲーム全体が「癒やし」を意識している。プレイ時も少ないボタンをリズムよく押すだけで、複雑な動作は一切不要。ヘッドホンを着けて遊べば、チルな雰囲気にどっぷり浸れる。

「大ヒットシリーズ『リズム天国』のフォロワー的作品。ハードモードなどやり込み要素も用意されているので、リズムゲーム好きにもオススメです」(洋ナシ)

ゲーム『Melatonin』

A Short Hike(2019)

developer:adamgryu
対応機種:Switch/PS4/Xbox/PC

自然公園を自由に探索、夏の思い出を作ろう

夏、叔母に連れられてホークピーク州立公園にやってきた鳥の少女クレア。自然に囲まれたこの島は、素敵だが電波が入らない。そんな彼女は電波を求めて山の頂上を目指す。自然豊かな公園の中を、人々と交流しながら歩き回りアイテムを収集し、山への準備を整える。

「ゲームを進める順序が決まっていないアドベンチャーゲーム。自由に遊び回って夏休みを謳歌するような感覚でプレイできる。クレアの翼を使った滑空移動と羽ばたきが気持ちいい!」(洋ナシ)

ゲーム『A Short Hike』

マイエクササイズ(2020)

developer:New Deer, Atsushi Wada, Playables
対応機種:PC/iOS/Android

秋田犬のお腹に顔をうずめる運動

アニメーション作家の和田淳が手がけた初のゲーム作品。キャラクターは2023年放送のテレビアニメ『いきものさん』にも登場した少年と秋田犬。スペースキーを連打、または画面をタップすると少年がひたすら腹筋し、柔らかな秋田犬のお腹に何度も顔をうずめるというシュールさが光る。

「約10分のプレイ中に、動物が織り成す不思議なドラマに触れられる。キーを押す速度で映像の進行をコントロールすることができるなどゲームならではの体験が味わえます」(山田集佳)

ゲーム『マイエクササイズ』
©Atsushi Wada, New Deer, Playables, 2020

Terra Nil(2023)

developer:Free Lives
対応機種:PC/iOS/Android

自然を“作る”、異色のシティビルダー

プレイヤーの任務は荒れ果てた地に自然を取り戻すこと。施設を建設して水をまき、草を生やし、それらを燃やして肥沃な土を生み出す。そしていつしか森となり、動物たちも帰ってくる。しかし真の自然を目指すには、これまで使っていた人工物が邪魔だ。森を作ったら最後に、すべてを壊してこの地を去る……というのが本作の醍醐味。

「シティビルダー的感覚で、パズルをプレイしているような心地よさ。建物をすべて破壊して立ち去る快感たるや!」(洋ナシ)

ゲーム『Terra Nil』

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