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愛する

イラストレーター・一乗ひかるも、猫飼い。「お経の響きにピンときた」ねんねん

いつだって猫は、家族であり、親友であり、かけがえのないパートナーである。猫を愛してやまないイラストレーター・一乗ひかるさんに、自分にとっての愛猫の存在と、相棒との愉快で温かな暮らしについて聞きました。
初出:BRUTUS No.1017「猫になりたい。」(2024年10月1日発売)

text: Neo Iida

お経の響きにピンときた、ねんねん

猫が飼いたくてペット可の物件を契約した日に、友達が「庭で生まれた猫がいるよ」と教えてくれて、すぐに保護してもらいました。お迎えが決まった翌日、法事で配られたお経に「念念~」という文字が書かれていて、音の響きがかわいいし、なんとなく似合う顔立ちだなと思い名づけました。

お迎え前はどんな子でも受け入れる気持ちで構えていたんですが、すごく穏やかで拍子抜け。基本的に怒らないし、噛むこともひっかくこともほぼない優しい子。

猫
怖がりな性格のねんねんは1歳。一乗さんいわく「来客には姿を見てもらえないけど、魅惑のお腹は真っ白でもちもちです」。

私がソファで寝転がると、ダッシュで脇の間に入ってきてすごくかわいいです。家にいても制作に追われていましたが、ねんねんのゴロゴロを耳元で聞くうちにリラックスできるように。まだ出会って数ヵ月なので、小さい思い出を積み重ねています。