教えてくれた人:佐久間和子(〈代官山 蔦屋書店〉文具コンシェルジュ)
グッズにお金をかける
今年こそはと思っても、だいたい三日坊主になる家計簿。「お金を使った罪悪感や、節約への焦り。家計簿をつけることでネガティブな感情が生まれると、続けるのが辛くなるのでは?」と佐久間和子さん。
家計簿をつけはじめるとセコセコした気持ちになりがち。ならば、家計簿グッズにお金をかけてみるのはどうだろう?高級で上質なノートや電卓を使えば、ゆったりした気分で楽しい家計簿ライフが送れるかも⁉
佐久間さんがセレクトしてくれたのが、カシオのプレミアム電卓。アルミニウム合金を削り出したボディは重厚感があって惚れ惚れする美しい佇まいだ。
「人間工学に基づいてキーの形状や配列が設計され、極上のタッチ感。液晶は蛍光灯などの映り込みが少なく、視認性抜群です」。ドイツを代表するノートブランド〈ロイヒトトゥルム〉は、滑らかな質感の紙でインクの裏抜けがなく、ペンの滑りも上々。家計簿専用ではなく方眼ノートを選ぶのにも理由がある。
「買い物の明細を書くだけだとネガティブな感情にとらわれがち。一冊のノートにTO DOやウィッシュリスト、日記などを書き込むと、楽しく記録できます。
買い物しても、それがウィッシュリストに対応していれば、願いが叶ったということ。“浪費した”という感情が“達成した”というポジティブな気持ちに変わりそうです」
筆記具は低重心でブレず、定規なしでも線が引きやすい製図用シャーペンがおすすめだとか。機能はもちろん、デザインも美しくて気分が上がる高級アイテム。家計管理のための初期投資と思えば、安い買い物だ。