巨大なプールも。
地下にはVIPなサウナルームが！？
〈ホテル オダーバーガーベルリン〉は、ベルリンのプレンツラウアー・ベルク地区中心部にある旅行の拠点に便利なホテル。もともと氷河期に氷河が溶けてできた谷に位置していたというこのエリアは、ビール醸造所が集中している。その理由はビール醸造に必要な地下水が豊富にあるから。そして水質が優れているからだ。
水が豊かな場所にいい温浴施設やサウナがあるのは必然だろう。〈ホテル オダーバーガーベルリン〉は、1902年に建てられた公共スイミングバス（銭湯のようなもの）をフルリノベーションしてつくられている。そのため外観は重厚。屋内には巨大なプールが存在し、さらにサウナまであるのだから期待大だ。
今回、宿泊時に交渉。プールの撮影は不可だったが、サウナ室内を特別に撮影させてもらうことに成功した。宿泊客がスイミングプールとサウナを利用するには追加料金がかかる。支払いを済ませたら、1階の受付でロッカーの鍵とエントランスキーをもらって地下に下りよう。
写真で見るサウナツアー
エントランスに設置された施設案内図。地下にサウナがある。 
エントランスから下に下りるとプールとスパエリアに。専用のカードキーが必要。 
中に入ると更衣室とシャワールームが。廊下にはアーティストが撮影したプールの写真が飾られていた。 
プールの脇にさらに下に下りる階段があり、床には「サウナ」を示すピクトグラムが。 
階段を下りた先に「SPA」エリアがあり、ここにサウナがある。 
中に入ると内気浴スペースが。水も用意されている。
円筒形にデザインされた外壁に囲まれたサウナ室。 
サウナ室前に張り出されたドイツ式の施設利用案内が可愛らしい。 
4〜5人入ればいっぱいの小さなサウナ室内。緑色にライトアップされている。 
ベッドタイプのオシャレなととのいエリア。 
奥のベッドの天井にはタンニングマシンが設置されており、日焼けができる。 
逆サイドから眺めたサウナ室方面。サウナ室の壁が本棚というのはレア。
サウナ室はドイツや欧州エリア一帯で愛される「KLAFS」のストーブ。レバーを引くと換気口が引き出され、ロウリュの熱をコントロールできる仕組みになっているから試してほしい。
残念ながらこの施設、水風呂がなくシャワーのみ。それに内気浴スペースしかないというのももったいないところだが、階上には長さ20mの巨大なプールがあり、そちらを活用してもらいたい。ホテル内にはおいしいレストランもある。ぜひ泊まりでゆっくりと訪れてほしい。
