2025年上半期蠍座の運勢【七嶋ナオの12星座別ブルータス占い】

毎週更新「ブルータス週間占い」が人気の占星術師・七嶋ナオさんが2025年上半期の運勢を占います。蠍座（10/24～11/22生まれ）の星模様は？

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

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西洋占星術におけるシーズンは「春分」「夏至」「秋分」「冬至」の4つ。2025年上半期を12月21日（冬至）から2025年6月20日（夏至前日）として運気を読み解きます。

上半期全体の蠍座

采配をふるう

双子座エリアには2025年6月9日まで木星（成長・拡大）が運行し、水瓶座エリアには昨年11月から冥王星（運命）が運行しています。どちらのエリアも蠍座にとって、基盤や根本、深い絆を意味しています。そのため、家族のために動いたり、親族から何かを継承したりするでしょう。不動産売買の話も持ち上がるかもしれません。

また、海王星（スピリチュアリティ）と土星（試練・社会性）が牡羊座エリアに移動し、自他共にケアをしていくことや身体に関することが課題になっていきます。体質改善や肉体改造にチャレンジするのも良いでしょう。

さらに木星が6月10日に蟹座エリアに移動します。蟹座は蠍座と同じ水のエレメントであり、調和的な関係にあります。「祈りと学び」のシーズンが始まり、約1年間続きます。以前から興味のあった分野をきちんと掘り下げられるでしょう。海外旅行や研修の運も巡ってきそうです。

太陽シーズンごとの蠍座

◆12月21日～1月19日（太陽山羊座エリア運行期間）

太陽が山羊座エリアを運行し始めると、社交や対話の運気が活発になります。いろいろな人に出会い、新しい場所に赴くことも多くなりそうです。

1月3日に、水瓶座エリアの冥王星と獅子座エリアの火星（戦い）が対向します。水瓶座も獅子座も蠍座と同じ固定宮のため、この配置の影響は大きく出ます。仕事で、寝耳に水のように驚くべき事件が起こるかもしれません。

◆1月20日～2月17日（太陽水瓶座エリア運行期間）

太陽は「家・家族」「チーム・仲間」「帰属する場所」を意味するエリアを運行します。プライベートの生活を振り返り充実させるタイミング。2月4日、双子座エリアの木星が順行に戻ります。家族のことで気がかりなことがあった人には良い知らせが入ってくるかもしれません。今後の見通しが立つイメージが浮かんできます。

2月12日頃は太陽と水星（知性）が重なり、天王星とぶつかりあいます。パートナーや家族のフォローに回りたいとき。不測の事態で戸惑うこともあるかもしれません。

◆2月18日～3月19日（太陽魚座エリア運行期間）

2月19日に太陽が魚座エリアを運行し始めると、「喜びの季節」になります。嬉しいことを引き寄せやすく、願ったことが叶うかもしれません。イベントなどに出掛けるのも良さそうです。

3月13日、太陽と土星が重なり、そこに火星が調和的に繋がってきます。クリエイティブなことをすると大きな成果を得られるでしょう。同時に、憧れていたものに深く関わっていける運気もあります。オーディションやコンペに応募するならこのタイミングです。

◆3月20日～4月19日（太陽牡羊座エリア運行期間）

太陽は、蠍座にとって「自他のケア」や「奉仕」、「メンテナンス」を意味する場所を運行します。雑務や人のフォローで忙しくなるタイミングです。また、筋トレやエクササイズなどをすると効果が出やすいのでおすすめです。3月21日頃は、断捨離がスムーズにできそうです。後回しにしていた雑用も一気に片づけられるでしょう。

3月30日、海王星（リラックス）が牡羊座エリアに移動します。ここは、「健康」を司る場所でもあります。身体を温めると体調がうまく整うでしょう。温泉やサウナ、スパイスを生活に取り入れたいとき。

◆4月20日～5月20日（太陽牡牛座エリア運行期間）

太陽は「パートナーシップを結ぶ」や「公式な契約を交わす」という意味の場所を運行しています。4月20日頃は、運命を劇的に動かす冥王星が太陽にぶつかります。さらにそこに、戦いや欲求を意味する火星も激しくコンタクトしてくるので、この時期はピリピリと緊迫したムードが広がります。状況を変化させたい人には追い風になり、保守したい人には逆風になる出来事が起きるかもしれません。

5月17日頃、太陽と天王星（改革）が重なります。契約内容の変更が起こりそうです。自分でも、サブスクリプションの現状を見直してみると良いでしょう。身近な人との関係性についても、振り返ってみたいときです。