西洋占星術におけるシーズンは「春分」「夏至」「秋分」「冬至」の4つ。2025年上半期を12月21日(冬至)から2025年6月20日(夏至前日)として運気を読み解きます。
上半期全体の双子座
花も嵐も
2024年5月26日から木星(成長・拡大)は「自分自身」である双子座エリアを運行しており、この状態が2025年6月9日まで続きます。この上半期も、木星の恩恵を存分に享受できるときとなります。大きな仕事を任されるなど、嬉しいこともありそうです。ただ、木星は良いことも悪いことも“膨らませる”作用を持ちます。抱えている問題が大きくなってしまわないように注意を。
2025年5月25日には、双子座に重圧を与えていた土星(試練・社会性)が牡羊座エリアに入ります。肩の荷がおり、ほっとするでしょう。冥王星(破壊と再生)や火星(勇気)のエネルギーを取り入れることで、パワフルに進めるシーズンになるでしょう。
太陽シーズンごとの双子座
◆12月21日~1月19日(太陽山羊座エリア運行期間)
双子座にとって、「共有財産」「親密な関係の部屋」などを意味する場所に太陽が運行します。身に降りかかることを何でも受け入れていく気持ちが大切になってきます。
12月25日頃を境に、双子座にとってハードな星回りがやってきます。人生観を変えるような、衝撃的な出来事に見舞われるかもしれません。
1月17日、思わぬところから幸運が舞い込みそうです。“授かる”というイメージが浮かんできます。謙虚でいることで、大きな宝物を得られるでしょう。
◆1月20日~2月17日(太陽水瓶座エリア運行期間)
哲学や宗教を深く学びたくなるシーズンです。太陽がいる場所は「ここではないどこか」を意味します。海外旅行など、物理的に大きな移動をしたくなる一方、「学び」を通して精神的な旅に親しむようになるかもしれません。専門知識を増やすのにも向いているタイミング。
このシーズンの序盤は、太陽と冥王星が重なるため、“天からの啓示”のようにアイデアがひらめきそうです。2月4日、双子座エリアを逆行していた木星が順行に戻り、物事がスムーズに動き出します。
◆2月18日~3月19日(太陽魚座エリア運行期間)
太陽は、双子座とって天の高い位置であり、社会貢献やキャリアを意味する場所を運行します。この場所で2月28日に新月が起こります。キャリアブレイクも含めた働き方の転換を考えるかもしれません。進化のための休息も必要です。
3月13日、太陽に土星が重なるタイミング。この2〜3年で頑張ってきたこと、積み重ねてきたことの結果が表れるとき。苦労が報われるでしょう。
◆3月20日~4月19日(太陽牡羊座エリア運行期間)
太陽は牡羊座エリアに入るとそのパワーを増します。友人たちからたくさん連絡が入り、賑やかになりそうです。3月25日頃は、気心の知れた友人との交流が盛んになりそうです。
3月30日に海王星(夢・スピリチュアリティ)が牡羊座エリアに移動してくると、様々な分野の人と知り合う運気が高まっていきます。あちこちから仕事のオファーが舞い込みそうです。安請け合いにならないように注意しつつ、できる限り引き受けていきましょう。
◆4月20日~5月20日(太陽牡牛座エリア運行期間)
太陽が「無私と献身」「隠されたもの」「深層意識」を意味する場所を運行します。地道にコツコツと物事を進める期間。
4月22日頃、太陽は冥王星と火星と激しくぶつかり合う位置に入ります。水面下で大きなプロジェクトが動き出しそうです。天の高い位置で金星と土星が重なっていることもあり、やりたかった仕事にようやく辿り着けるのかもしれません。他者の気配や声を遮断できるような場所で、作品作りに集中するようなイメージが浮かんできます。自分が乗り越えるべき課題に全身全霊で打ち込むことが大切です。
◆5月21日~6月20日(太陽双子座エリア運行期間)
「主役の1カ月」です。運気に後押しされて活力が出るタイミング。とくに序盤では、太陽と冥王星が仲良く手を繋ぎます。5月25日、土星が牡羊座エリアに移動すると、心強い仲間が登場しそうです。
5月27日の双子座新月には、双子座の支配星である水星が寄り添います。さらに冥王星も調和的な角度を取ります。ここから双子座満月までの半年間は、クリエイティブなことができるでしょう。6月10日に木星が蟹座エリアに移動すると、「チームで豊かになる」ことを目指して働くことになりそうです。
是枝裕和監督が指南。〈シャネル〉主催のフィルムメーカーサポートプロジェクト、観覧レポート