西洋占星術におけるシーズンは「春分」「夏至」「秋分」「冬至」の4つ。2025年上半期を12月21日(冬至)から2025年6月20日(夏至前日)として運気を読み解きます。
上半期全体の蟹座
根を張り巡らせる
木星(成長・拡大)が2025年6月9日まで、「隠されたもの」や「深層意識」を意味する場所を運行しています。土が球根をゆっくり育むように、己の隠れた才能を育てる期間です。“秘密の共有”を通して絆を深めることもあるかもしれません。
6月10日からは、12年に一度の幸運期が訪れます。蟹座はもともと、木星に愛されているサイン(星座)。何かを増やし、育て、広がっていく力が倍増する1年間が始まります。人でも、動植物でも、組織でも、何をどんな風に育てたいか、一度じっくり考えてみましょう。
太陽シーズンごとの蟹座
◆12月21日~1月19日(太陽山羊座エリア運行期間)
太陽が山羊座エリアを運行します。蟹座にとってこの場所は、結婚や契約という意味があり、「パートナーシップ」や「公式な契約を交わす」ことも示します。「私」と「あなた」が真摯に向かい合うシーズンです。
12月28日頃は、家族や親族に関することでトラブルが発生しやすいタイミングです。急遽、遠方に行かなくてはならないこともあるかもしれません。
1月6日、逆行中の火星(欲求・戦い)が蟹座エリアに入ってきます。この影響で、神経が過敏になったり、感情が揺れやすくなったりしそうです。
◆1月20日~2月17日(太陽水瓶座エリア運行期間)
この期間は、他者と深くコミットメントしていくことになります。人のサポートに追われ、自分の時間を持つのが難しくなるかもしれません。
このシーズン序盤は、太陽と冥王星が重なります。何かを譲り受けたり、継承したりするイメージが浮かんできます。2月4日、双子座エリアを逆行していた木星が順行に戻り、知性の星・水星と調和的に繋がります。プライベートで抱えていた問題に関して、話し合いがスムーズに進んで解決していきそうです。自分の誤解に気がつくかもしれません。
◆2月18日~3月19日(太陽魚座エリア運行期間)
太陽は、蟹座と同じ「水のエレメント」である魚座エリアを運行します。前向きな気持ちになりやすい期間です。2月24日、蟹座エリアを逆行していた火星が順行に戻り、焦りや苛立ちが落ち着いてくるでしょう。
3月13日には魚座エリアを運行する太陽と土星(責任)が重なり合います。また、金星(愛と喜び)が蟹座にとって天の高い位置にいるため、仕事で高評価を得られそうです。転職活動をしている人には嬉しいオファーレターが届くかもしれません。
◆3月20日~4月19日(太陽牡羊座エリア運行期間)
太陽は、牡羊座エリアに入るとそのパワーを増します。この期間は、天の高い位置で太陽がさんさんと輝き、仕事で忙しくも充実する1カ月となります。このシーズン序盤、水星と金星が逆行しながら太陽に重なってきます。過去案件のやり直しを依頼されたり、逆に再リクエストが来たりしそうです。
3月30日、海王星(スピリチュアリティ)が牡羊座エリアに移動すると、この世の秩序を無視するかのような不思議な偶然が起こりやすくなるでしょう。ポジティブな出来事でもネガティブな出来事でも、どちらも神の采配のように感じられそうです。
◆4月20日~5月20日(太陽牡牛座エリア運行期間)
太陽は「友情」を意味する場所を運行します。友人と未来の計画を語り合えば、とても楽しい時間を過ごせそうです。4月22日頃、太陽は冥王星と火星と激しくぶつかり合います。周囲の人々の諍いに巻き込まれてしまうかもしれません。できる限り距離を置き、冷静さを保つようにしましょう。
5月17日、太陽に天王星(改革)が重なります。予定していたことに大きな変更があるかもしれません。けれどそれはポジティブな展開の始まりのようです。変化を恐れずに進みましょう。
◆5月21日~6月20日(太陽双子座エリア運行期間)
この期間は「内観」がテーマになります。家に籠もって、自分一人の時間を持ちたくなるタイミングです。5月20日頃、太陽と冥王星、海王星が仲良く手を繋ぎます。この影響で、専門外の分野の仕事を任されるかもしれません。
5月25日、土星が牡羊座エリアに移動すると、社会参画や仕事のかたちが変わってきそうです。ここから約2年半は「鍛錬の期間」です。仕事で出世するなど責任が増していくかもしれません。
また、6月10日に木星が蟹座エリアに移動します。その後土星と海王星とぶつかり合うため、2025年の6月から7月はイレギュラーな事態に見舞われそうです。混乱に注意を。
AUGER presents かっこいい大人は、“整え方”を知っている。vol.11 KAZANE