西洋占星術におけるシーズンは「春分」「夏至」「秋分」「冬至」の4つ。2025年上半期を12月21日（冬至）から2025年6月20日（夏至前日）として運気を読み解きます。
2025年上半期全体の運気
難問の答えを探して
神様から以下の問題が出されました。
「分かり合えなくても、“分かち合う”ことはできるのか？」
あなたは、どのように答えますか？
2025年上半期も、2019年から続く、「風の時代」へと変わっていく過渡期です。過去240年ほどの間に培われた“常識”を壊す出来事が次々と起こります。そこに、天王星（改革）が経済を司どる牡牛座エリアの最終度数にいる影響も加わります。
2025年の上半期は、次のサイン（星座）に移動する前の総仕上げのシーズンです。天王星が牡牛座エリアを進んできた約7年の間に、新たな通貨形態（電子マネーなど）が定着し、国際経済（市場）も大きく変化しました。今後、そうして生まれた新システムが、当たり前のものとして受け止められていくでしょう。
また、魚座エリアを運行していた土星（試練）と海王星（夢・融解性）の2天体が、「始まり」を象徴するサイン（星座）の牡羊座エリアに入ります。夢から覚めて現実に引き戻されるような感覚を覚えるでしょう。
そこから、牡羊座のエッセンスである「生命力」が世に満ちていきます。自分自身の存在を強く意識し、また祝福しながら、活発に動いていける時期です。幸福や名誉は人に与えられるものではなく、自ら勝ち取っていくものだというムードが広がるでしょう。
破壊と再生を司る冥王星は、風エレメントの水瓶座エリアを運行しています。本格的に「風の時代」が始まると言えるかもしれません。世界の断絶は今後ますます進み、それぞれの立場で、自分たちに正義があるという思い込みが深まるでしょう。ここに、風の時代がもたらす残酷さがあります。風が吹くには、ある程度の空間や隙間が必要です。人と人の間に距離が生まれ分断が起こるのは、避けられないことなのかもしれません。
自分とは別のグループに属する人を理解することは容易ではありません。しかし、だからこそ、まずは自らのものとは全く違う道理があるのだと思いを馳せるところがスタートになります。風に吹かれて散り散りになるところから、良い繋がり方が再構築されるはずです。
また、風は「情報」を司ります。この上半期は、情報の激流に見舞われるでしょう。完璧に流れを追える人はほとんどいません。それどころか、激しい流れに翻弄され、すべきことを見失ってしまう人も多いでしょう。
6月には、木星（拡大）が蟹座エリアに移動し、土星牡羊座とぶつかり合います。この星の配置により、「新しいルールや枠組みを作る」エネルギーが発生していきます。そもそも国家は何のためにあるのか、なぜ社会や共同体といった概念の中で生きているのかといった根本的な問いが広く発せられるかもしれません。
「私にとって良い環境が、あなたにとっても良い環境でもある」。そんな状態を理想として、隣人と共に安全で快適な暮らしを営むことができるか。それは、信頼関係の構築にかかっています。
牡羊座（3月21日～4月19日生まれ）
責任と反骨精神
5月までは比較的穏やか。その後土星が牡羊座に入ると、「修行の坂」を上り始めることに。仕事の責任がぐっと重くなりそうです。
牡牛座（4月20日～5月20日生まれ）
変化の総仕上げ
2019年から経験してきた不可抗力的な流れが、この上半期に大きく纏まります。社会のリーダーとなる可能性も出てきて、慌ただしい日々に。
双子座（5月21日～6月21日生まれ）
花も嵐も
成長・拡大を司る木星の恩恵を存分に享受できます。ただ、抱えている問題が大きくなってしまわないように注意すること。
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蟹座（6月22日～7月22日生まれ）
根を張り巡らせる
己の隠れた才能を育てる期間です。秘密を共有することで深まる絆もあるかもしれません。6月10日からは12年に一度の幸運期に。
獅子座（7月23日～8月22日生まれ）
情熱の燃やし方を変える
パートナーシップにまつわるドラマが起こりやすいでしょう。一般的な対人運は良いとき。人に助けてもらうことで素晴らしい場所に行けそうです。
乙女座（8月23日～9月22日生まれ）
荷を下ろして寛ぐ
仕事が増え、時間がいくらあっても足りないと感じるかもしれません。5月に土星が魚座から出ると、2023年から頑張ってきたことの結果が出そうです。
あの人も、家で瓶ビールを楽しんでいます。Vol.1：小宮山雄飛「1日の終わりに、手作りおつまみと1杯を」
天秤座（9月23日～10月23日生まれ）
大冒険の始まり
ドラマティックな展開の気配。さまざまな人と知り合って、見識も広がる時期です。ただ、めまぐるしく変化が起こり、翻弄されてしまいそう。
蠍座（10月24日～11月22日生まれ）
采配をふるう
家族のために動くことが増えそう。親族から何かを継承したりもするでしょう。体質改造や肉体改造にチャレンジしてみたいシーズン。
射手座（11月23日～12月21日生まれ）
より深い場所への誘い
新しい友人や知人がどんどんできるでしょう。いかに人生に遊戯性を織り込んでいくかがテーマになります。
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山羊座（12月22日～1月19日生まれ）
よきサポーターとして
これからの世の中に向けて、新しいアイデアや枠組みを探さねばと思うでしょう。これまでにない仕事を生み出していけそうです。
水瓶座（1月20日～2月18日生まれ）
友人帳の充実を目指す
時代の変化の荒波に揉まれるかもしれません。土星が牡羊座エリアに移ったら、新たな繋がりをつくることが課題になります。
魚座（2月19日～3月20日生まれ）
解放と安堵
土星による鍛錬のシーズンも終盤です。過去3年間の成果を振り返ってみましょう。楽しく伸びやかな半年間になるでしょう。
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